issues

原爆資料館の『時計』がゼロにリセット 館長「1番嫌な仕事」

By - grape編集部  公開:  更新:

Share Post LINE はてな コメント

広島県にある『広島平和記念資料館(通称・原爆資料館)』に、時計塔が設置されていることはご存知でしょうか。

1番上には現在の時刻を示すアナログ時計があり、その下には2つのデジタル時計があります。

写真は2006年のもの(前・前田耕一郎館長)

1つのデジタル時計が示しているのは『広島への原爆投下からの日数』。2017年9月現在、こちらは2万6千日を超えています。

そして、その下にあるもう1つのデジタル時計…2017年9月3日、館長はこの時計をリセットしました。

広島県の『平和監視時計』がゼロにリセット

リセットされた時計には、このように書かれています。

最後の核実験からの日数

写真は2006年のもの(前・前田耕一郎館長)

2017年9月3日、北朝鮮は6回目となる核実験を行いました。よって、この時計はリセットされたのです。

前回の核実験は、2016年9月…その日から刻まれていた『359』という数字が、この日再び『0』に戻りました。

時計がリセットされるのは、今回で24回目。産経ニュースによると、平和記念資料館の志賀賢治館長は、時計をリセットする際このようにコメントしたといいます。

ボタンを押した志賀賢治館長は「これが一番嫌な仕事。核兵器を使えば、どんなことになるか訴え続けてきたが、それが伝わっていないことにむなしさを感じる」と語った。

産経ニュース ーより引用

被爆した県の1つとして、原爆の恐ろしさや悲しさを世界に訴え続けてきた広島県。いまもこうして核実験が行われることに、多くの人が胸を痛めていることでしょう。

今日も、平和監視時計は1つずつ数字をカウントしています。「この時計が、永遠に時を刻み続けられたらいいのに」…そう思わずにはいられません。


[文・構成/grape編集部]

サンダル運転

弁護士「禁止する法律はありません、しかし…」 意外と知らない交通違反とは本記事では、意外と知られていないサンダルでの運転について、違反になり得るケースやサンダルの種類について、解説しています。

夜のパン屋さん

廃棄される予定の5万個を救った? パンを焼かない『夜のパン屋さん』の活動とは優しく、甘い香りをただよわせる、ベーカリー。ベーカリーには、焼き立てのおいしいパンをすぐに客に食べてもらえるという魅力があります。一方で、売れ残ってしまったら、廃棄せざるを得ないという問題も抱えているとか。そんな問題を解決するために、立ち上がったのが、『夜のパン屋さん』でした。

出典
産経ニュース

Share Post LINE はてな コメント

page
top