「日本では当然なのに、なんで?」駅の『乗車位置表示』がイギリスで不評な理由
公開: 更新:

※写真はイメージ

「水筒に入れると危険」 注意喚起に「知らずに続けてた」「体に悪いなんて」職場や学校に、毎日『水筒』を持ち運ぶ人は多いでしょう。実は、金属製の水筒には、入れてはいけない飲み物がいくつかあるため注意が必要です。本記事では、保険医療局が注意喚起する『水筒にまつわるNG行動』を紹介します。

岡山の道路にしかない『★合図』とは? 岡山県警に聞いてみた都道府県ならではの道路標識や路面標示が存在することがあります。例えば、岡山県の場合、このような路面標示があるのをご存じですか。
日本では、多くの駅で採用されているホームの『乗車位置表示』。
停車する電車のドアの位置を表示してくれるため、とても便利です。
※写真はイメージ
ところが、海外ではこういった『乗車位置表示』は決して一般的なものではありません。
イギリス・ロンドンにある地下鉄のキングス・クロス駅では、これまで「ここに電車が止まります」という表示は一切ありませんでした。
しかし、2017年7~9月にかけて混雑緩和を目的に、『乗車位置表示』をテスト的に導入。市民から好評を得るかと思われたのですが…。
長年の経験が無駄になった?
キングス・クロス駅を利用するダニエル・エアーズさんが9月12日に投稿した、1つのツイート。
そこにはこんなことが書かれていました。
つまり、エアーズさんは「自分だけが知っていた知識が公にされてしまって不便になった」と語ったのです。
「軽いジョークのつもりだった」と後に明かされたこのツイートに対し、多くの人が「その通りだよ」とコメントしたことは、エアーズさんにとっても意外だったようです。
ちなみに、日本とは異なり、キングス・クロス駅の『乗車位置表示』は「ここに並んでください」という意味ではなく、「ここから人が降車するので立ち止まってはいけません」という意味なんだとか。
本来の目的である混雑緩和が実現できれば、エアーズさんをはじめとする駅利用者の多くにメリットがある『乗車位置表示』。
すでに定着している日本から見ると、決して悪い試みではないように思えるのですが…。
[文・構成/grape編集部]