「日本では当然なのに、なんで?」駅の『乗車位置表示』がイギリスで不評な理由
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弁護士「禁止する法律はありません、しかし…」 意外と知らない交通違反とは本記事では、意外と知られていないサンダルでの運転について、違反になり得るケースやサンダルの種類について、解説しています。

キャンプ場に掲示された貼り紙 その内容が?「洒落にならない」富山市にある標高約2300メートルの『薬師峠キャンプ場』が2025年8月20日、突如閉鎖となりました。富山県警察山岳警備隊(@toyama_sangaku)がXに投稿した、閉鎖理由を伝える貼り紙が、多くの人を震え上がらせました。
日本では、多くの駅で採用されているホームの『乗車位置表示』。
停車する電車のドアの位置を表示してくれるため、とても便利です。
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ところが、海外ではこういった『乗車位置表示』は決して一般的なものではありません。
イギリス・ロンドンにある地下鉄のキングス・クロス駅では、これまで「ここに電車が止まります」という表示は一切ありませんでした。
しかし、2017年7~9月にかけて混雑緩和を目的に、『乗車位置表示』をテスト的に導入。市民から好評を得るかと思われたのですが…。
長年の経験が無駄になった?
キングス・クロス駅を利用するダニエル・エアーズさんが9月12日に投稿した、1つのツイート。
そこにはこんなことが書かれていました。
つまり、エアーズさんは「自分だけが知っていた知識が公にされてしまって不便になった」と語ったのです。
「軽いジョークのつもりだった」と後に明かされたこのツイートに対し、多くの人が「その通りだよ」とコメントしたことは、エアーズさんにとっても意外だったようです。
ちなみに、日本とは異なり、キングス・クロス駅の『乗車位置表示』は「ここに並んでください」という意味ではなく、「ここから人が降車するので立ち止まってはいけません」という意味なんだとか。
本来の目的である混雑緩和が実現できれば、エアーズさんをはじめとする駅利用者の多くにメリットがある『乗車位置表示』。
すでに定着している日本から見ると、決して悪い試みではないように思えるのですが…。
[文・構成/grape編集部]