黒柳徹子「肌の色や国籍で人を区別してはだめ」 生放送中の『ある発言』にきっぱり
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2017年11月17日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)に出演した、女優でありタレントの黒柳徹子さん。
番組内で、70~80年代ごろに放送されていた同局の音楽番組『ザ・ベストテン』の思い出を振り返りました。
『ザ・ベストテン』といえば、アナウンサーの久米宏さんと共に黒柳さんが司会を務め、当時高視聴率をたたき出していた生放送番組です。
視聴者のほとんどが若者だったこともあり、「視聴者を常に意識しながら仕事をしていた」という黒柳さん。
番組の合間に繰り広げられるトークでは、あえてさまざまな分野のニュースを取り上げ、国内外で起きていることを分かりやすく伝える工夫をしていました。
番組を作る際に、そう話し合っていた黒柳さんたちは、ある日の放送で、偶然そんな場面に出くわすハプニングがあったことを明かします。
番組内で、顔を黒塗りにしたバンドグループ『シャネルズ』を紹介した時のこと。中継先で、1人の少年からこんな質問が飛び出したのです。
少年の発言を受けた黒柳さんは、番組の進行を一時中断し、次のようなことを涙ながらに訴えました。
正直な気持ちを述べた黒柳さんに対し、久米さんは「その通りだ」と絶妙なフォローを入れました。
偶然起きた、生放送中の差別的な発言をきっぱりと否定し、「肌の色や国籍の違いで人を区別してはいけない」という自身の考えを発信した黒柳さん。
当時の黒柳さんの対応に、ネット上では感嘆の声が上がりました。
・いろいろと考えさせられた。
・当時『ザ・ベストテン』をリアルタイムで見ていた世代がうらやましい。
・黒柳さんの、生放送に対する熱い思いを感じた。やっぱり信念を持って語る人の言葉には聞き入ってしまう。
「より多くの子どもたちに、さまざまな情報を届けたい」というスタンスで、番組を作っていた黒柳さん。
そこには情報だけでなく、人生で大切なことを伝えていこうとする、真摯な思いがありました。
[文・構成/grape編集部]