ドイツのCMに『日本人差別』と批判殺到 「これはひどい」「人種差別的すぎる」
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※写真はイメージ

牛角『半額キャンペーン』に一部から批判 理解を示す声も多数2024年9月2日、人気焼き肉チェーン店『牛角』が、食べ放題の料金を女性限定で半額にするキャンペーンを開始。キャンペーンの内容が、SNS上で物議を醸しています。

飲食店に書かれた『ある注意書き』に賛否 「店の自由」「差別では?」2024年7月、都内にある飲食店が掲示した『注意書き』に、賛否が巻き起こっています。同月5日、同店はXに店の扉と思われる写真を投稿。そこには、入店する客に見えるよう、次のような言葉がつづられていました。「多様性とか寛容とかいろいろいわれている昨今ですが、嫌な思いをして働く気はないので、中国人、韓国人お断りします」。
2019年3月15日、ドイツに本部を置くホームセンター『ホルンバッハ』が新しいCM動画を公開。
その内容に対し、ドイツ国内外から「人種差別的だ」「性差別的だ」といった批判の声が上がっています。
ドイツのCMに「アジア人差別だ」と批判の声
動画の冒頭では、汗を流しながら力仕事をしている白人男性たちが映し出されています。
男性たちが身に着けていたシャツや下着はパッキングされ、アジア人女性が自販機で購入。女性は手に取った衣類の匂いをかぎ、恍惚とした表情を浮かべるという内容です。
最後は「春はこのように香ります」というメッセージが映し出されます。
ホルンバッハがTwitterに動画を公開すると、国内外から「人種差別的だ」と批判の声が殺到。
「ドイツの恥だ。あなたの会社の商品は買わない」「なんて不快なCM」「アジア人の女性を何だと思っている?本当に嫌なCM」といったコメントが相次ぎました。
寄せられた批判に対し、ホルンバッハは「舞台は架空の街」と説明していますが、動画後半には日本語で「春の匂い」と書かれているシーンが映し出されています。
後日、この動画は日本国内でも拡散され、いろいろな意見が上がっています。
・「架空の街」といいつつ日本語を使ってるのは明らかにおかしい。いいわけにしか聞こえない。
・性差別というより、人種差別の色が強いと思った。日本全体がバカにされているように感じる。
・いくら『表現の自由』とはいえ、被差別側に立たされると不快感を覚える。
・これは本当にCMなの?差別以前に、この動画で一体何を伝えたいんだ…。
・おもしろおかしく日本の性風俗をモチーフにしてるけど、明らかに日本人に対する揶揄(やゆ)であり人種差別。
動画の内容を人種差別や性差別とみなし、ドイツ在中の韓国人男性によって、動画の削除を要請するオンライン署名活動が発足。
日本からも多くの人が参加し、2019年3月31日現在、1万2千人の署名が集まっています。
[文・構成/grape編集部]