失言に対する、井上貴博アナの『疑問』に共感の声
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- 出典
- サンデー・ジャポン
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2021年2月7日現在、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の会長を務める森喜朗氏の発言に対し、批判の声が上がっています。
森会長は同月3日に出席した、日本オリンピック委員会の臨時評議員会で「女性の多い会議は長引く」といった発言をしました。
同月4日には発言内容を撤回する釈明会見を行いましたが、その後も批判の声はやんでいません。
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鈴木紗理奈「森さんのような人はどこにでもいる」
同月7日放送の、情報番組『サンデー・ジャポン』(TBS系)では、森会長の発言について特集。
コメンテーターとして出演していたタレントの鈴木紗理奈さんは、「お世話になっているから指摘ができないという状況は誰にでもある」と語りました。
鈴木さんは「多くの人が、差別を指摘できない立場にいる」と持論を展開。自身もそういった状況にあるものの、「勇気を持って声を上げたい」と主張しました。
井上貴博アナの『疑問』に共感の声も
コメンテーターとして出演していたモデルの長谷川ミラさんは、「差別的発言を受けた時には『今の発言、古いんじゃないですか?』『もう、今は令和ですよ!』みたいに、フランクに指摘したい」と意思を表示。
長谷川さんのコメントを受け、MCとして出演していた井上貴博アナウンサーは、「失言をした人に対して、気を使わなければいけない状況がある」と、現状に疑問を呈しました。
その後も同番組ではさまざまな意見が交わされ、「差別をなくしていくためには、男女や立場などに関わらず、周囲が勇気を出して批判の声を上げていくことが大事」という結論に至っています。
同番組内の一連の議論に対し、視聴者からはさまざまな意見が上がりました。
・鈴木さんのいう通り、森会長のような発言をする人はどの業界にもいる!私の働く業界にも。そういう権力のある人に対して、間違いを指摘するのは難しいよね。
・長谷川さんの意見、本当にそうだと思う。いいにくい相手だとしても容認していてはだめですね。フランクにでも、指摘していかなければいけないと思いました。
・井上アナのひと言にハッとしました。なぜ、差別発言を受けた側が気を使わなければいけないのかと腹が立ちます。でも、結局は地道に指摘していくしかないんですよね。
・僕も、自分の発言で周りに気を使わせているのではないかとドキッとしました。気を付けたいです。
自身の中に根付いた価値観を変えることは、難しいこともあるでしょう。
しかし、世間の価値観や常識は、時代とともに変わっていくものです。
年齢を重ね、地位や権力を手にしたとしても、周囲の言葉に耳を傾け、注意や指摘を受けた時には、素直に考えを改められる人になりたいものですね。
[文・構成/grape編集部]