「スポーツ選手は政治的発言をするな」と言われた大坂なおみ 反論に全世界から称賛の声!
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ポツンと置かれた数枚の『紙袋』 その使い道に…「これは天才」「めちゃくちゃありがたい」新年が明けた同月上旬、東京都武蔵野市にあるショッピングモール『コピス吉祥寺』を訪れた、よしだけいすけ(@ruiji_31)。 施設内で見つけた『あるサービス』を発見し、Xに投稿すると、12万件以上の『いいね』が寄せられ、多くの注目を集めました。
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- 出典
- @naomiosaka
生まれや肌の色を理由に偏見を持ち、他者を傷付ける人種差別。世界中で長年問題視されています。
2020年5月25日にアメリカで黒人男性が偽造紙幣使用の疑いで白人警官に取り押さえられた後、暴行を受けて死亡。
その際撮影された動画では、白人警察に首をヒザで数分間押さえ付けられた黒人男性が「息ができない」と訴えていました。
この事件を発端に、アメリカでは人種差別への抗議運動が広がっています。
「政治的発言をするな」という言葉に、大坂なおみが切り返し
ハイチ系アメリカ人の父親と日本人の母親を持つ、女子プロテニスの大坂なおみ選手。
今回の騒動を受け、大坂選手は同月30日に人種差別に抗議するコメントをTwitterに投稿しました。
『警官による差別行為』で広がる抗議 大坂なおみの反応に共感集まる
「自分の身に起きていないからといって、それが起きていないということにはならない」とつづり、人種差別問題を看過すべきではないと訴えた大坂選手。
そのメッセージに共感する声が多数上がりましたが、中には大坂選手の言動をよしとしない人もいるようです。
同年6月4日、大坂選手に対し、英語でこのようなメッセージが寄せられました。(現在は削除済み)
「スポーツに政治を持ち込むな」
投稿者のアイコンが魚とのツーショットだったことから、大坂選手はメッセージを引用した上で「魚に食べられちゃえばいいのに」と返信。
続いて、寄せられた意見に対してこのように苦言を呈しました。
人種差別は政治的発言ではなく、人権の話であること。そして、スポーツ選手にも政治的発言をする権利はあるということを訴えた大坂選手。
大坂選手の毅然とした態度に、多くの人が心打たれたのでしょう。世界中から8万件以上の『いいね』が寄せられました。
投稿は日本でも拡散され、称賛の声が上がっています。
・素晴らしい!的を射たカウンターだと思います。
・日本でもよく聞く言葉ですね。なぜ職業で発言の権利を侵害されなきゃいけないんだろう。
・全文同意。直球のド正論ですね。かっこいいです!
悲しいことに、差別問題に関係のない人は存在しないでしょう。だからこそ、一人ひとりが関心を持ち、自分の意見を持つことが重要といえます。
いろいろな人が意見を発信し、お互いに考えを深めていくことで相互理解が進むことを願うばかりです。
[文・構成/grape編集部]