卒業生に、教授が「3年は勤めろなんて無視しなさい」 理由に考えさせられる By - grape編集部 公開:2018-03-21 更新:2019-03-07 会社大学就職教授 Share Post LINE はてな コメント 「どんな会社でも、とりあえず最低3年は勤めなさい」 こんな言葉をよく耳にします。 就職先が自分と合わなくても、最低3年はその会社で働いてから考えなさい、というものです。 3年という数字は、会社によりますが3年勤めると退職金がもらえたり、転職活動の際に「短期間で辞めたなんて、根性がないなあ」とマイナスイメージを抱かれたり…といった理由があったためでしょう。 ですが、最近ではその考えに疑問を抱く人が増えてきています。中には、3年間ブラック企業で耐えているうちに、心に支障をきたした人も少なくありません。 卒業生へ、大学の教授が告げた言葉 雨宮ミヅキ(@6rain410)さんが大学を卒業する際、教授にあることをいわれました。 大切な生徒たちを想って教授が告げたのは「3年は勤めろ、という言葉は無視しなさい」ということでした。 みなさんが就職される会社の目的は、何ですか? お金もうけです。あなたを幸せにすることじゃありません。あなたを守ってはくれません。 だから、危険を感じたら「3年は勤めろ」なんて無視しなさい。 会社は利益を追求し、あなたはあなたの幸せを追求する。自然なことです。 諭すように、教授はそういいました。 日本の抱える社会問題の1つである、過労死…「ガマンしないと」「辞められない」と自分にいい聞かせた結果、命を絶ってしまった人もいます。 生徒たちの中から苦しい思いをする人が出ないよう、これから社会にはばたく生徒たちに教授はそういったのでしょう。 卒業時に教授に「みなさんが就職される会社の目的はなんですか? お金儲けです。貴方を幸せにすることじゃありません。貴方を守ってはくれません。だから、危険を感じたら“3年は勤めろ”なんて無視しなさい。会社は利益を追求し、貴方は貴方の幸せを追求する。自然なことです」と言われた。忘れない。— 雨宮ミヅキ (@6rain410) March 18, 2018 私は就職が決まったとき「3年は勤めろ」とよく言われたけれど、私の職場の労働環境も知らずに、若くて再就職しやすい3年を耐えろというのは無責任だ。それに、“未熟なうちはキツイけど成長すれば良い企業”なのか、“ブラック企業”なのかを見極められないと言っているようなもので、失礼でもある。— 雨宮ミヅキ (@6rain410) March 18, 2018 「春から就職なら3年は勤めなさい」と言われたから「睡眠時間は4時間くらいで、残業代は出ないらしいので3年は無理かもしれません。でも憧れていた仕事なので頑張ります」と答えて気まずくなったことがある。私がどんな環境でどんな覚悟を持って働くか知らずに「3年は働け」なんて言わないでほしい。— 雨宮ミヅキ (@6rain410) March 18, 2018 会社の利益と自分の幸せが両立するのは、そう簡単なことではありません。だからこそ、「合わない」と思った時は、次の会社を見つけることも大切です。 会社によっては伸びしろのある若者を求める場合もありますし、合わない会社で3年も時間を費やすことになってしまいます。 何より、「最低でも3年」という言葉にとらわれ、資本である身体を壊してしまっては元も子もありません。 しっかりと見極めた上で判断し、素早く別の道を進むのが『当たり前』な社会になれば、苦しむ人を減らすことができるかもしれませんね。 [文・構成/grape編集部] ダルビッシュ有が日本に帰国 向かった先は…?2024年11月12日、メジャーリーグの『サンディエゴ・パドレス』に所属するダルビッシュ有選手が、自身のブログを更新。日本に一時帰国していたことを明かしました。 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 出典 @6rain410 Share Post LINE はてな コメント
「どんな会社でも、とりあえず最低3年は勤めなさい」
こんな言葉をよく耳にします。
就職先が自分と合わなくても、最低3年はその会社で働いてから考えなさい、というものです。
3年という数字は、会社によりますが3年勤めると退職金がもらえたり、転職活動の際に「短期間で辞めたなんて、根性がないなあ」とマイナスイメージを抱かれたり…といった理由があったためでしょう。
ですが、最近ではその考えに疑問を抱く人が増えてきています。中には、3年間ブラック企業で耐えているうちに、心に支障をきたした人も少なくありません。
卒業生へ、大学の教授が告げた言葉
雨宮ミヅキ(@6rain410)さんが大学を卒業する際、教授にあることをいわれました。
大切な生徒たちを想って教授が告げたのは「3年は勤めろ、という言葉は無視しなさい」ということでした。
みなさんが就職される会社の目的は、何ですか?
お金もうけです。あなたを幸せにすることじゃありません。あなたを守ってはくれません。
だから、危険を感じたら「3年は勤めろ」なんて無視しなさい。
会社は利益を追求し、あなたはあなたの幸せを追求する。自然なことです。
諭すように、教授はそういいました。
日本の抱える社会問題の1つである、過労死…「ガマンしないと」「辞められない」と自分にいい聞かせた結果、命を絶ってしまった人もいます。
生徒たちの中から苦しい思いをする人が出ないよう、これから社会にはばたく生徒たちに教授はそういったのでしょう。
会社の利益と自分の幸せが両立するのは、そう簡単なことではありません。だからこそ、「合わない」と思った時は、次の会社を見つけることも大切です。
会社によっては伸びしろのある若者を求める場合もありますし、合わない会社で3年も時間を費やすことになってしまいます。
何より、「最低でも3年」という言葉にとらわれ、資本である身体を壊してしまっては元も子もありません。
しっかりと見極めた上で判断し、素早く別の道を進むのが『当たり前』な社会になれば、苦しむ人を減らすことができるかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]