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外見のせいで家族と引き離された保護犬 再会の時、喜びを爆発させる姿に涙

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:SPCA of Texas

アメリカ・テキサス州に住むフェリシアさんはある日、友人とショッピングセンターに買い物に出かけます。そこでたまたま、動物保護シェルターが飼い主を探すイベントを開催していました。彼女たちは、なんとなくのぞいてみることにします。

「犬を飼うつもりはまったくなかった」というフェリシアさん。ところが、1匹のメス犬が彼女の目に留まります。

犬の名前は『ジョジョ』。3歳のポインターの雑種で、そこにいた犬たちの中で最年長。値段がもっとも安かったといいます。

海外メディア『The Dodo』によると、ジョジョはこれまでなかなか飼い主が決まらず、シェルターからシェルターを転々としていたのだそう。

そんなジョジョに、フェリシアさんは一目ぼれしてしてしまったのです。

フェリシアさん:
「ジョジョが私のほうを見上げた時、その瞳に私の心はつかまれました。『この子が欲しい。この子は私の子だ』と思ったんです。

費用を支払って、ジョジョを家に連れて帰りました」

The Dodo ーより引用(和訳)

やっとできた家族を失いたくない犬

フェリシアさんと出会った時から、とても落ち着いていたというジョジョ。フェリシアさんの子どもともすぐに仲よくなり、吠えたり、うなったり、興奮することはもちろん、物音すら立てることがなかったといいます。

それどころかドッグパークへ行き、リードをはずしてあげても、ジョジョはフェリシアさんのそばから離れようとしなかったのだとか。

きっとジョジョは、家族ができたことがよほど嬉しかったのでしょう。もしかすると、その家族を失うことを恐れていたのかもしれません。

穏やかな生活に訪れた危機

ジョジョがフェリシアさんの家族になってから、3か月後のこと。彼女の住んでいるアパートの住民から、苦情が寄せられます。

「あなたが飼っているのは危険な動物だ。ピットブルは有害だ」

フェリシアさんはアパートの管理人から「24時間以内に犬を処分しないなら、退去してもらう」と通告されてしまったのです。

なんという理不尽な通告でしょう。しかし、フェリシアさんは困り果てながらも行動に移ります。

友人や知人に片っ端から電話をかけ、一時的にジョジョを預かってほしいと頼みました。しかし引き受けてくれる人は見つかりません。

仕方なく彼女は、ジョジョを引き取った動物保護シェルターへ連絡します。

「私はジョジョを返したいわけじゃありません。誰かにゆずりたくもありません。ただこの状況を助けてほしいのです。もうどうしたらいいのか分からなくて」

事情を知ったシェルターのスタッフが、ジョジョを預かることになりました。フェリシアさんは必ず迎えに来ることを約束して、ジョジョを置いて去りました。

それから2週間後。新しい家に引っ越したフェリシアさんが、ジョジョを迎えにやって来ます。その時の様子を、シェルターのスタッフが撮影していました。

フェリシアさんとの再会が嬉しくて、尻尾だけでなく全身を震わせて喜びを表すジョジョ。その姿を見たフェリシアさんの目にも涙があふれます。

事情が分からないジョジョは、やっとできた家族を失ったと思っていたのかもしれません。フェリシアさんと離れていた2週間は、とても不安だったことでしょう。

これからは2度と離れることなく、ジョジョを含む家族全員が幸せに暮らしていけることを願います。


[文・構成/grape編集部]

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出典
The DodoSPCA of Texas

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