若者の『メール離れ』が深刻化 学生の未読メール [ 1万件 ] という衝撃
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昔からずっと、大人たちには「最近の若者は…」と言われ続けてきました。けれど、今回は本当に「最近の若者は…」と言わざるをえない事態が発覚しました。
それは、最近の若者(10〜20代)にメールを使えない人が急増しているというのです!
いったい、どういうことなのでしょうか…?
若者はメールを読まない
社会人のみなさんは、メールチェックが日々のルーチンワークの1つだという人も多いでしょう。しかし…
平成26年の「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(総務省情報通信政策研究所)によると、10代と20代はSNSを利用してコミュニケーションを取る人がほとんどで、10代ではメールの行為者率は30.7%にまで減少しています。
出典:「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」を加工して作成
LINEを始めとするSNSでの連絡を主とする彼らは、メールを使わなくてもコミュニケーションを取れてしまうため、メールをチェックする習慣がなく放置しがち。
放置しているうちに、どんどん迷惑メールが溜まっていき…整理するのが億劫な件数に達してしまうのですね。その中に大切なメールも埋もれてしまうため、トラブルになるケースも多発しています。
メールのマナーが分からない
件名を入れる、署名を用意する、挨拶文を入れる、届いたメールに対して24時間以内に返信をする…などのルールは、基本ですよね。
しかし、SNSでのやりとりでは件名も不要、名乗ることをしなくても「誰からのメッセージか」が一目で分かります。そのため、「件名」や「署名」という概念がないのです。
もちろん、これが出来ている学生も新人さんもいますし、出来ていないベテラン社会人もいます。
メールを使う習慣のない若い世代にとっては、いちいち件名や送信者を入れなくてはならなかったり、手軽にスタンプで気持ちを表現できないのは、とても煩わしいことでしょう。
しかし、社会人にとってメールは大切なコミュニケーションツールの1つ。一般的には「◯◯社のNさんにLINE送りました」というわけにはいきません。
だからこそ、メールの送り方一つで、相手が受け取る印象が違うのだということも、理解しておく必要があります。
ルールを知らないから、もっと使わなくなる
時と場合によって、連絡を取るためのツールは変わります。電話、メール、手紙…。
それぞれに「ルール」があるのは当然のこと。そしてそれを「知らない」で済ませることができないのが社会人。
一方で、その「ツール」に触れる機会がなければ、ルールが分からないのも仕方のないことでしょう。
学生は学生なりに、頑張ってメールを使えるようになろう、と考えているようですから、少し大目にみてあげても良いのかも知れません。
分からなくて困っている人がいたら、ぜひ助けてあげてくださいね。