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「日本も見習うべき」 W杯の試合を欠場したイングランド代表に称賛の声

By - grape編集部  公開:  更新:

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『2018 FIFAワールドカップ』で準々決勝に進出を決めたイングランド代表から、心温まるエピソードが届きました。

一時帰国に隠された理由

W杯、決勝トーナメント1回戦で、コロンビア代表と戦ったイングランド代表。その日、本登録メンバーであるはずのデルフ選手の姿を見つけることができませんでした。

当初、ケガによるベンチ外かと思われていましたが、デルフ選手は妻の出産に立ち会うため、イギリスに一時帰国を決めたのだといいます。

無事に妻の出産を見届けたデルフ選手は、Instagramで「この幸福感と感謝は言葉でいい表せない」と自身の思いを投稿。

2018年7月7日に控えているスウェーデン代表との試合に合流すべく、ロシアへ戻る予定とのことです。

W杯開催期間中にチームを離脱するケースは少なく、今回のデルフ選手のケースも異例といえるでしょう。

今回のデルフ選手の決断に、彼のInstagramには、イングランド代表サポーターと思われるユーザーから批判のコメントが寄せられているものの、大半は無事に子どもが生まれたことへの祝福の声。

また、日本国内でも出産のために一時帰国したデルフ選手に対して、称賛の声が上がっています。

・英断だったと思います。日本も見習うべき。

・『仕事優先』の考えが強い日本では、まずできない決断だな。

・人生最初で最後かもしれないW杯というチャンスに、産休を取れる社会は本当に素敵。

W杯という国をかけた戦いよりも、家族を優先したデルフ選手。決断にいたるまで、彼の中でも葛藤があったことでしょう。

それでも、彼が一時帰国を選ぶことができたのも、チームや監督のサポートがあったからこそ。

「家族を優先したい」というデルフ選手の決断を尊重する、イングランド代表チームの姿勢から学ぶことは多いはずです。


[文・構成/grape編集部]

出典
@fabian_delph

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