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「立派だ」「よくぞいった」 中学生が全国ネットで訴えかけた内容に感動が広まる

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

2018年9月24日、バラエティ番組『V6の愛なんだ2018』(TBS系)が放送されました。

同番組はV6冠番組の1つであり、元々は『学校へ行こう!』というタイトルで1997年に放送を開始。

その後、改題を経て2008年に放送終了したものの、2015年、2017年には特別番組として一夜限りの復活を果たしています。

今回の『V6の愛なんだ2018』も、放送が発表された直後から話題を呼び、放送翌日には視聴者から大きな反響が寄せられました。

その中でも、過去の放送からの人気コーナー『未成年の主張』に出演した中学3年生の少年の主張が、大人たちから熱い支持を集めています。

自分たちが切実に願っていることを代弁してくれた!

理系の研究職に就くことを目標にしているという少年の主張テーマは『日本の基礎研究費用について』でした。

基礎研究は、将来的に実用化できるかや経済的価値が見込めるかは未知数です。そのため、「なんの役に立つのか?」といった声もあります。

しかし、世の中で話題になる研究成果の多くは、基礎研究をベースにして生まれているのも事実。一見、地味に思えても欠かせない存在なのです。

少年は、中学3年生という若さでありながら、この基礎研究の大切さをこう訴えかけました。

日本の官僚たちに、声を大にして訴えたいことがある。

日本の基礎研究の費用をもっと増やしていただきたい。

基礎研究は確かに地味な作業の連続ですが、基礎研究の成果がないと、その先の研究発展につながらないと考える。

日本の国立大学への運営交付金が10年以上にわたり削減されているいま、日本からノーベル賞が出なくなる可能性があると考える!

以上の点から僕は、日本における基礎研究費用の改善と向上を強く!強く!訴える。

V6の愛なんだ2018 ーより引用

最後には、V6のメンバーに対して「文部科学省および財務省にコネはありませんか」と叫び、スタジオ中の笑いを誘っていました。

しかし、少年の主張を知った実際に研究者として働いている人からは「感動した」「立派だ」と、感動と驚きの声が多く寄せられました。

・笑いに変えられないほど、彼の主張は自分にとってとても切実なものだった。このままでは、日本のノーベル賞受賞者は減る。

・日本の未来を思った少年の、素晴らしい主張だった。こんな若者がいるなんて、まだまだ捨てたもんじゃない。

・全国ネットで、よくぞいってくれた!

基礎研究と聞くと、自分とは関係ない世界の話のように思えてしまうことでしょう。

しかし、その基礎研究が私たちの未来をよりよいものにしてくれる可能性は十分にあり、決して他人事ではありません。

何より、まだ10代の少年がこうして日本の未来を気にかけ、変えていこうと働きかける姿勢には、感動にも似た思いすら沸き起こります。

少年の主張は、果たして届くのでしょうか。国という大きすぎる相手に向けた主張ですが、彼のひと言が状況を変えるきっかけになることを、多くの人が望んでいます。


[文・構成/grape編集部]

出典
V6の愛なんだ2018

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