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荒木飛呂彦の若さの秘訣は『水』にあった? ジョジョ立ちが生まれた経緯に驚く

By - grape編集部  公開:  更新:

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人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の作者として知られている荒木飛呂彦(あらきひろひこ)さん。

その画力はもちろん、卓越したアイディアや漫画家としてのこだわり、そして年齢を重ねても変わらない若々しさは、多くの人から称賛されています。

そんな荒木飛呂彦さんの活躍ぶりや、若さの秘訣、キャラクターの特徴的なポーズが生まれた経緯についてなど、さまざまな情報をご紹介します!

荒木飛呂彦ってどんな人?

まずは荒木飛呂彦さんのプロフィールをチェックしていきましょう!

生年月日:1960年6月7日

出身地:宮城県仙台市

血液型:B型

身長:169cm

幼いころから漫画を描いていたという荒木飛呂彦さん。『巨人の星』や『あしたのジョー』など数多くの名作漫画に影響を受け、特に漫画家・横山光輝(よこやまみつてる)さんの『バビル2世』は、漫画を描く上での原点になっているそう。

高校生の時に、同世代の漫画家がデビューしていく状況に焦りを感じ、一念発起して『週刊少年ジャンプ』を発行している集英社に漫画を投稿。それを数度繰り返し、1980年に投稿した『武装ポーカー』が手塚賞に準入選し、漫画家デビューを果たしました。

それから『魔少年ビーティー』『バオー来訪者』を経て、『ジョジョの奇妙な冒険』の連載をスタート。 当初、編集者やマニアから支持を集めたものの、読者アンケートでの人気はふるわなかったといいます。

そんな状況を変えたのが、『ジョジョの奇妙な冒険』のPart3『スターダストクルセイダース』でした。

それまでは『波紋』という目に見えない能力を使った戦いが描かれましたが、同作品からは目に見える、キャラクターの分身ともいえる『スタンド』という概念が登場。

より迫力のある戦闘シーンを描くことに成功して、読者から人気を集めるようになっていったのです。

『ジョジョの奇妙な冒険』は現在もPart8『ジョジョリオン』が、漫画雑誌『ウルトラジャンプ』で連載中。

一方で、荒木飛呂彦さんはイラストレーターとして小説の表紙画を手がけ、デザインや漫画の作りかたの講演を行うなど、仕事の幅を広げながら活躍しています。

荒木飛呂彦 『ジョジョ立ち』の原点を語る

荒木飛呂彦さんの絵の特徴といえば、躍動感あふれるキャラクターの『ポーズ』。その立ち姿は『ジョジョ立ち』といわれ、ファンの間で真似されることも多くあります。

そのポーズが作られることになったきっかけは何なのでしょうか。

実はデビュー当初、荒木飛呂彦さんは「自分の絵に特徴がない」ということで悩んでいたそう。

荒木飛呂彦さんと同じく『週刊少年ジャンプ』で連載していた漫画『北斗の拳』の作画を担当している原哲夫さんの絵などは、遠くから見てもその人の絵と分かるほど特徴があり、自身の絵にはそれがないことがコンプレックスだったのだとか。

そんなある日、取材で行ったイタリアで見た彫刻が、すべてねじれたようなポーズをしていることに気付き「これだ!」と思ったといいます。

この時に見た『ねじれ』を自身の絵に取り入れることを追求していった結果、現在の荒木飛呂彦さんが描く特徴的な姿が生まれました。

ちなみに、『ジョジョ立ち』については人が真似できないほど、あえて関節を曲げて描いているそうで、それを再現してしまう人がいることに「僕のほうがビックリしている」と語ったこともありました。

荒木飛呂彦の『若さの秘訣』は生活にあった?

荒木飛呂彦さんの若々しさは、ファンの間では広く知られています。

その秘訣についてはよくインタビューなどで質問されるようで、2016年に荒木飛呂彦さんが『ベストドレッサー賞』を受賞した時には「最近では、漫画よりそっちのほうが聞かれる」と笑顔を見せました。

そして、若さの秘訣をこのように答えています。

東京都の水道水で、毎朝顔を洗っています。

もちろん、これは荒木飛呂彦さんのジョーク。どうやら本当の秘訣は規則正しい生活にあるようで、毎朝10時に起床し、月曜日から木曜日が仕事、金曜日から日曜日は休暇や取材、と決めているようです。

このライフスタイルは漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』を長期にわたって連載した漫画家・秋本治さんを見習ってのことだそうで、「伝統です」と語りました。

ファンからは、荒木飛呂彦さんの若さについてこのようなコメントが寄せられています。

・いつまでも若い!憧れます。

・波紋を使えるから、ずっと若いままなんだな。

・きっと、荒木先生と同じ生活を送っても、自分はそうはなれないんだろうなぁ。

荒木飛呂彦の現在は?

荒木飛呂彦さんは現在、『ウルトラジャンプ』で『ジョジョリオン』を連載中です。

また、2018年に開催され、好評を博した原画展『荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋』が、2020年1月に長崎、4月に金沢で行われる予定になっています。

尽きない好奇心によって、新しいアイディアを生み出し続ける荒木飛呂彦さん。さらなる活躍が楽しみですね!


[文・構成/grape編集部]

出典
荒木飛呂彦 オフィシャルサイト@araki_jojo

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