沖縄基地について質問されたDA PUMPのISSA 返答に「おっしゃる通り」「素晴らしい」
公開: 更新:
快挙を成し遂げた狩野英孝、帰国便の搭乗券をよく見ると… 「さすがJAL」の声ホノルルマラソンから帰国する狩野英孝さんに、JALが用意したサプライズとは…。
ロケで出会う人を「お母さん」と呼ぶのは気になる ウイカが決めている呼び方とは?タレントがロケで街中の人を呼ぶ時の「お母さん」「お父さん」に違和感…。ファーストサマーウイカさんが実践している呼び方とは。
- 出典
- ニュースウォッチ9
『if…』や『ごきげんだぜっ!』などの代表曲をもつ、ダンス&ヴォーカルグループ『DA PUMP』。
2018年6月にリリースされた、3年半ぶりの新曲『U.S.A』は大ヒットを記録し、ユーロビート調の曲と振り付けが幅広い世代に流行しています。
同年10月8日に放送された情報番組『ニュースウォッチ9』(NHK系)にゲスト出演した、ボーカルのISSAさんの発言が話題になっています。
沖縄基地の近くで育ったISSAの言葉に、称賛の声
大ヒットした『U.S.A』について、ここまでヒットするとは思っていなかったと話し、嬉しさをあらわにするISSAさん。
『U.S.A』はタイトルの通り、アメリカについて歌われた楽曲です。
番組では、歌詞の「数十年で関係だいぶ変化したようだ」「だけれど僕らは地球人 同じ星の旅人さ」「競合してく ジパングで」「ユナイテッド(団結)する 朝焼け」といった部分に注目します。
歌詞に込められた思いについて質問されたISSAさんは、こういいました。
「アメリカの文化がなければ、自分たちはいなかった」…そのことに感謝し、恩返しをする気持ちでこの楽曲を歌っていると話すISSAさん。
しかし、沖縄とアメリカと聞いて、米軍基地問題を思い浮かべる人は少なくないでしょう。
終戦後から長年続いている基地問題は、現在もなお現地住民の間では深刻な問題です。
米軍基地は沖縄本島のおよそ15%の面積を占めており、基地の撤退や縮小を望む現地住民も少なくないといわれています。
基地問題についての考えを聞かれたISSAさんは、嘉手納基地の近くで育った沖縄県民の1人として、個人の意見を述べました。
ISSAさんは祖父がアメリカ人ということもあり、「自分はこの問題に何かをいえる立場ではない」と考えていると発言。
そして日本とアメリカがうまく共存していくことこそが、これから先、沖縄が栄えていく1つの方法ではないかとコメントしました。
基地に反対するデモが連日行われている沖縄について、理解し、共存していく可能性を説いたISSAさん。ネット上では、ISSAさんの発言に対し、いろいろな意見が上がっています。
・戦後生まれの素直な思いの発言って感じで、好印象でした。
・この発言で、一部の人からISSAが叩かれないか心配…。
・確かに、俺が生まれた時から近くに米軍基地があって、共存してたからなあ。
・ISSAさんは、1つの見かたに囚われない人なんだろうなあと思った。
・誰も傷つけないよう、すごく言葉を選んでいるのが伝わった。
また、「曲の話をしているのに、突然基地問題について質問するのはどうなの?」といった、番組の流れを疑問視する声も。
ISSAさんが沖縄出身として、こうして冷静に意見を述べたのは、素晴らしい対応だったのではないでしょうか。
これから先、基地問題がどうなるのかは誰にも分かりません。また、多くの人が納得する『正解』にたどり着くには、多大な時間を要することでしょう。
ISSAさんがいうように、解決に向かうまではうまく共存していく方法を探すのも、1つの選択肢ではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]