夜中に呼吸困難 『#7119』に電話をかけたら、こうなった
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病気やケガなどで、緊急性が高いと判断された時に出動する救急車。救急出動数が増加する一方、「本当に助けを必要としている人を助けることができない」という状況が問題視されています。
※写真はイメージ
原因は、急を要さない人からの出動要請。軽い症状でも救急車を要請したり、病気の対応を相談するために電話をかけたりする人が多かったのです。
問題を解決するために開設されたのが、『救急安心センター事業(#7119)』。電話をかけると、次のことをしてくれます。
【救急安心センター事業(#7119)】
医師や看護師などの相談員が、自分で病院に行くべきか、救急車を要請すべきかなどの医療相談に乗ってくれる。
救急車が必要かどうかを相談できる、とても便利なもの。ですが、『救急安心センター事業』の人が具体的にどのような対応をしてくれるのかがイメージできないと、初めての人は電話をかけにくいかもしれません。
多くの人が漠然としたイメージしかつかめていない中、漫画家の七坂なな(@7saka_7)さんが体験したことを描き、話題になっています。
危ない気がする…『#7119』に相談したら?
ある日、カゼを引いてしまった七坂さん。病院で受診し、薬を処方してもらったのですが一向によくなりません。
それどころか、病状が進行してしまいます。
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『#7119』に電話をすることで、救急車を呼ぶことができた七坂さん。気管支炎で入院することになりましたが、翌日には退院できました。
もし、『#7119』で相談せずに我慢していたら、より重症化していた可能性もあります。
漫画を読んだ人たちからは、「こんなふうに相談に乗ってくれると知って、安心しました」「ヤバイと思ったら、無理をせずに相談しようと思います」「緊急な時に備えて覚えておきたい電話番号ですね」などのコメントが寄せられました。
住んでいる地域で実施しているか調べておきたい
平成30年4月1日の段階では、以下の12か所で『#7119』を開設しています。
宮城県・埼玉県・東京都・新潟県・大阪府内全市町村・奈良県・福岡県・北海道札幌市(周辺を含む)・神奈川県横浜市・神戸市・和歌山県田辺市(周辺を含む)
また、9月1日には鳥取県も『#7119』を開設。今後も検討する地域が増え、全国に広がっていくとされています。
山形・栃木・千葉・香川の4県では、『#7119』以外の電話番号で実施中。住んでいる地域が「『救急安心センター事業』を行っているか」や「電話番号は何番なのか」を調べてみるといいでしょう。
『救急安心センター事業』以外の名称で実施していることもあるので、調べる時には注意してください。
電話が苦手な人には、全国版救急受診アプリ『Q助』もオススメです!
該当する症状などを画面上で選択していくと、緊急度に応じた必要な対応を教えてくれます。総務省消防庁の公式ウェブサイトよりアプリをダウンロードすることができるので、スマホに入れておくといいかもしれませんね。
総務省消防庁 全国版救急受診アプリ『Q助』
[文・構成/grape編集部]