毎日ドーナツが飛ぶように売れていく町の小さなドーナツ店 その理由に感動
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
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アメリカ・カリフォルニア州のオレンジ郡にあるドーナツ店『ドーナツ・シティ』。この店には毎日たくさんの人たちが訪れ、ドーナツが飛ぶように売れています。
『ドーナツ・シティ』はアメリカによくあるスタイルの昔懐かしいドーナツ店。とりわけ珍しいドーナツがあるわけではありません。
なぜその『ドーナツ・シティ』にお客さんが殺到しているのでしょうか。
ドーナツ店のオーナーのために…常連客がドーナツを大量買い
『ドーナツ・シティ』のオーナー、ジョンさんは妻のステラさんと共に1979年にカンボジア難民としてアメリカにやってきたのだそう。
夫婦は1990年に『ドーナツ・シティ』をオープン。それ以来、地元の人たちに愛されるドーナツ店として毎日休みなく、美味しいドーナツを作り続けています。
※写真はイメージ
海外メディア『CBS Los Angeles』によると、ある日、店にステラさんの姿がないことに気が付いた常連客がそのことをジョンさんにたずねたところ、彼女が動脈瘤で倒れたことが分かったのです。
幸い、ステラさんは命に別状はありませんでしたが、その後も療養中でリハビリを続けているといいます。
そんな妻を心配するジョンさんは、毎日ドーナツが売り切れるとすぐに店を閉めてステラさんの元へ駆けつけているのです。
常連客がジョンさん夫婦のために寄付金サイトを立ち上げることを提案すると、彼はその提案を丁寧に断ったといいます。
「お金ではなく、もっと妻と一緒にいる時間が欲しいんです」
そんなジョンさんの思いを知った常連客がステラさんの病気のことをブログに投稿し、「少しでも早くドーナツを売り切れにして、店を閉めさせてあげよう!」と呼び掛けます。
するとこの投稿が、Facebookなどで拡散されました。
そして日に日に多くの人たちが『ドーナツ・シティ』にやってきて、大量のドーナツを買っていくようになったのです。
海外メディア『NBC NEWS』によると、ジョンさんとステラさんは『ドーナツ・シティ』をオープンして以来28年間ずっと、毎朝午前2時からドーナツを作り始め、午前4時に店を開けるという生活をしているのだそう。
そんな働き者の夫婦を助けるため、いまでは早朝から『ドーナツ・シティ』にドーナツを買いに来る人も多く、早い時には午前8時30分に売り切れてしまうこともあるのだとか。
おかげでジョンさんは通常よりも何時間も早く店を閉めて、愛する妻と一緒に過ごせる時間が増えたといいます。
ジョンさんはお客さんたちの優しさを、とても喜んでいるということです。またステラさんも順調に回復しているとのこと。たくさんの人たちの祈りが通じたのかもしれませんね。
妻が倒れても決してお店を休むことはせず、お客さんのために毎日美味しいドーナツを作り続けるジョンさん。
『ドーナツ・シティ』のドーナツが大好きなお客さんのためにも、ステラさんが元気になってお店に戻ってくる日が1日も早くやってくるといいですね。
[文・構成/grape編集部]