子どもを連れて授業に出た男子学生 すると教授は「私が抱っこしてあげよう」 By - grape編集部 公開:2019-03-09 更新:2019-03-10 いい話子供 Share Post LINE はてな コメント 出典:@Original_Vaughn アメリカ・ジョージア州アトランタにあるモアハウス・カレッジに通うニック・ヴォーンさんはいつものように授業に出席していました。するとクラスメイトの男性が赤ちゃんを抱っこして教室に入ってきたのです。 男性の名前はウェイン・へイヤーさん。ウェインさんはすぐに教授のそばに行き、「授業に出席したかったけど、ベビーシッターをしてくれる人が見つからなかったので、やむを得ず連れてきました」と事情を説明。するとネイサン・アレクサンダー教授はこう答えます。 「問題ないよ。それどころか私がその子を抱っこしてあげよう。そうすればきみはうまくノートを取れるだろう」 そしてネイサン教授は言葉通り、ウェインさんの娘のアサータちゃんを胸に抱き、そのまま最後まで授業を行いました。 Student came to class today with his child due to no babysitter or anybody to watch her while he was in class. My professor NATHAN ALEXANDER said “I’ll hold her so you can take good notes!” #HBCU #morehouse #Respect pic.twitter.com/oogIqetseS— TheOriginal™ (@Original_Vaughn) March 1, 2019 この様子を見ていたニックさんが写真を撮り、『#Respect』というハッシュタグをつけてTwitterに投稿。するとたちまち拡散され、33万近い『いいね』がついています。 さらにネイサン教授は授業が終わった後もしばらく教室に残り、生徒たちの質問に答えていたのだそう。その間もずっとアサータちゃんを抱いたままだったということです。 Posted by Nick Vaughn on Friday, March 1, 2019 ウェインさんは海外メディア『CNN』にその時のことを振り返っています。 「(娘を連れて)授業に出席するのは緊張しました。モアハウスは男子校なので、私が子どもを抱いていたらみんなから注目されてしまうと思ったんです」 CNN ーより引用(和訳) 一方、ネイサン教授はこう語っています。 「生徒たちに(学ぶ)機会を提供することは、教育者としての私の役割の一部であり目標です。 彼(ウェインさん)は2つの仕事をかけ持ちしながらフルタイムで通学し、学校ではリーダーシップ・プログラムに参加して、子育てもしています。 この写真は親が毎日何をしなくてはいけないのか、そして手ごろな値段のチャイルドケアの重要さを思い出させてくれることでしょう。 CNN ーより引用(和訳) ウェインさんがとても頑張り屋だということを知っていたからこそ、ネイサン教授は彼をサポートしてあげたいと思ったのでしょう。 ちなみにアサータちゃんは授業中ずっと大人しくしていたのだとか。授業が終わるころには教授の胸に抱かれたまま、眠ってしまったそうです。 子どもを育てながら仕事をしたり、学校に通う人は大勢います。そしてそれは簡単なことではないはずです。 みんながネイサン教授のような優しさをもって、子どもをもつ人たちをサポートできる社会になっていけばいいですね。 [文・構成/grape編集部] 出典 CNN/@Original_Vaughn/Nick Vaughn Share Post LINE はてな コメント
アメリカ・ジョージア州アトランタにあるモアハウス・カレッジに通うニック・ヴォーンさんはいつものように授業に出席していました。するとクラスメイトの男性が赤ちゃんを抱っこして教室に入ってきたのです。
男性の名前はウェイン・へイヤーさん。ウェインさんはすぐに教授のそばに行き、「授業に出席したかったけど、ベビーシッターをしてくれる人が見つからなかったので、やむを得ず連れてきました」と事情を説明。するとネイサン・アレクサンダー教授はこう答えます。
「問題ないよ。それどころか私がその子を抱っこしてあげよう。そうすればきみはうまくノートを取れるだろう」
そしてネイサン教授は言葉通り、ウェインさんの娘のアサータちゃんを胸に抱き、そのまま最後まで授業を行いました。
この様子を見ていたニックさんが写真を撮り、『#Respect』というハッシュタグをつけてTwitterに投稿。するとたちまち拡散され、33万近い『いいね』がついています。
さらにネイサン教授は授業が終わった後もしばらく教室に残り、生徒たちの質問に答えていたのだそう。その間もずっとアサータちゃんを抱いたままだったということです。
ウェインさんは海外メディア『CNN』にその時のことを振り返っています。
一方、ネイサン教授はこう語っています。
ウェインさんがとても頑張り屋だということを知っていたからこそ、ネイサン教授は彼をサポートしてあげたいと思ったのでしょう。
ちなみにアサータちゃんは授業中ずっと大人しくしていたのだとか。授業が終わるころには教授の胸に抱かれたまま、眠ってしまったそうです。
子どもを育てながら仕事をしたり、学校に通う人は大勢います。そしてそれは簡単なことではないはずです。
みんながネイサン教授のような優しさをもって、子どもをもつ人たちをサポートできる社会になっていけばいいですね。
[文・構成/grape編集部]