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”いちごの王さま”こと、サンリオ創業者の「反戦」メッセージが心に突き刺さる

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:@Tokin0528

ハローキティやマイメロディなど、世界中で愛されるかわいいキャラクターたちが大人気の、サンリオ。

サンリオの商品やキャラクター情報が満載の月刊誌「いちご新聞」には、「いちごの王さまからのメッセージ」というコーナーがあります。

「いちご新聞」2015年8月号に載っているメッセージが心に突き刺さると話題になっています。

戦争体験者だけが語れること

いちご新聞8月号の「いちごの王さまからのメッセージ」は、「夏の楽しみ」というかわいらしいイラストと共に掲載されています。

戦争は多くの人の命を失い、多くの人が傷つき、その傷跡は何年、何十年、何百年経っても消えることはありません。
その時、大学1年生だった王さまは、この戦争で同級生を数人失いました。
この経験から、心に深く刻み込まれたのは「争いからは何も生まれない。国と国、民族と民族、人と人は如何なることがあってもお互いに争うことなく、仲良く助け合って行くことが本当に大切なことだ」ということです。

いちごの王さまからのメッセージ ーより引用

タイトルは「平和のためにできることを考えよう」でした。”王さま”が経験した戦争のエピソードを交えつつ、「8月の終戦のことを忘れないでほしい」と訴えかけています。

いちごメイトのみなさん、この8月は恐ろしい原子爆弾が日本に落とされ、第二次世界大戦が終結した悲しい想い出の月なのです。争うことの無意味さと戦争の残酷さを忘れないで、仲良く助け合って生きることの大切さを訴え続けることを止めてはいけないと思います。

いちごの王さまからのメッセージ ーより引用

※いちごメイトとは『いちご新聞』の読者のこと

いつも友情や平和のことを考えている、いちごの王さま。メッセージは、優しい言葉の中にも、彼にしか語れない大切なメッセージが満載です。

「いちごの王さま」とは

実はこの「いちごの王さま」というキャラクター、サンリオの創業者であり社長でもある辻信太郎さんなのです。

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出典:@kusikurage

1927年生まれの辻さんは戦時中、桐生工業専門学校化学工業学科(現・群馬大学工学部)の学生でした。専門学校を卒業後は山梨県庁に入庁しますが、1960年に退庁、サンリオの前身である「株式会社山梨シルクセンター」を設立。

1975年に「いちご新聞」ができると、その年から「王さま」のペンネームでメッセージを書き続けています。

「いちごの王さま」は、ベトナム戦争時にも反戦の姿勢を表明していました。実際に自分が悲しい戦争体験をしたからこそ、誰かが傷つき悲しむ「戦争」を許せないのでしょう。

みなさん一人一人が周りの人と仲良く、困っている人には助け合いの手を差し伸べて平和で幸せな世界を築くための努力をしてくれることを、王さまは心から願っています。

いちごの王さまからのメッセージ ーより引用

そして「いちごの王さまからのメッセージ」は、サンリオファンの大人たちへと大切なことを伝え続けてくれています。

「いちご新聞」は、全国のサンリオで毎月10日に発売。一部の定価は216円(税込)ですから、今回のメッセージを読むためにも購入してみてはいかがでしょうか。

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出典
いちごの王さまからのメッセージ 8月のメッセージ@kusikurage@Tokin0528@macskaryan@saitom11

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