”いちごの王さま”こと、サンリオ創業者の「反戦」メッセージが心に突き刺さる
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出典:@Tokin0528

今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

リンゴの形をしたキーホルダー 実はこれ…「もっと輪を広げたい」「素敵な活動」漫画家の、ずくなし黒岩(@kurokuroyuyuyu)さんがXに写真を公開。ねぷた絵を「なんとか残せないか、いろいろな人にこの美しさを伝えられないか」と、頭をひねり始めたのがきっかけで、2023年の秋頃からある活動を始めたといいます。活動の一環として完成させた作品とは…。
ハローキティやマイメロディなど、世界中で愛されるかわいいキャラクターたちが大人気の、サンリオ。
サンリオの商品やキャラクター情報が満載の月刊誌「いちご新聞」には、「いちごの王さまからのメッセージ」というコーナーがあります。
「いちご新聞」2015年8月号に載っているメッセージが心に突き刺さると話題になっています。
戦争体験者だけが語れること
いちご新聞8月号の「いちごの王さまからのメッセージ」は、「夏の楽しみ」というかわいらしいイラストと共に掲載されています。
タイトルは「平和のためにできることを考えよう」でした。”王さま”が経験した戦争のエピソードを交えつつ、「8月の終戦のことを忘れないでほしい」と訴えかけています。
※いちごメイトとは『いちご新聞』の読者のこと
いつも友情や平和のことを考えている、いちごの王さま。メッセージは、優しい言葉の中にも、彼にしか語れない大切なメッセージが満載です。
「いちごの王さま」とは
実はこの「いちごの王さま」というキャラクター、サンリオの創業者であり社長でもある辻信太郎さんなのです。
出典:@kusikurage
1927年生まれの辻さんは戦時中、桐生工業専門学校化学工業学科(現・群馬大学工学部)の学生でした。専門学校を卒業後は山梨県庁に入庁しますが、1960年に退庁、サンリオの前身である「株式会社山梨シルクセンター」を設立。
1975年に「いちご新聞」ができると、その年から「王さま」のペンネームでメッセージを書き続けています。
「いちごの王さま」は、ベトナム戦争時にも反戦の姿勢を表明していました。実際に自分が悲しい戦争体験をしたからこそ、誰かが傷つき悲しむ「戦争」を許せないのでしょう。
そして「いちごの王さまからのメッセージ」は、サンリオファンの大人たちへと大切なことを伝え続けてくれています。
「いちご新聞」は、全国のサンリオで毎月10日に発売。一部の定価は216円(税込)ですから、今回のメッセージを読むためにも購入してみてはいかがでしょうか。