「死んでも責任負わない」 吉本の『誓約書問題』に、加藤浩次がコメント
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情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)は2019年8月1日の放送で、吉本興業が運営するNSCの研修生に対し、夏合宿参加の際に「死亡しても吉本興業は一切の責任は負わない」などとする誓約書の提出を求めていたことを報道しました。
吉本興業がタレントを育成するために創立した養成所『NSC』。その夏合宿は、新人を対象に毎年9月に2泊3日で行われ、ネタ作りや大喜利をはじめ芸能活動を想定した内容になっています。
番組の報道によると、夏合宿中は「24時間ほぼ寝られない」など、過酷なプログラムになっており、過去には倒れてしまった参加者もいたとのこと。
吉本興業の説明では、顧問弁護士の指摘を受け2014年から「死亡しても吉本興業は一切の責任は負わない」などの記載を修正していたといいます。
しかし、2019年になって再び免責事項が誓約書に記載されたことについては「担当者が変わって、引継ぎがうまくいかずに修正前の規約を渡してしまった。生徒と親御さんに与えた不信感を払しょくしていきたい」と謝罪しました。
加藤浩次 コメント
MCの加藤浩次さんはこの報道に対して、あきれた表情を浮かべて、コメントを述べています。
出演するハリセンボンの近藤春菜さんが「まだNSC生は学生というか、芸人になっていない。だから会社側が責任を持つというのは大事」と指摘すると、加藤さんも次のように同調。
加藤さんのコメントに、ネット上では共感する声が寄せられました。
・真っ当な意見。スッキリした。
・同感。なんで引き継ぎがされなかったのかが不思議でしょうがない。
・こういうのを見聞きすると、体制が変わらないと何も変わらないと感じてしまう。
また、番組に出演した菊地幸夫弁護士によると「問題のある誓約書は、法律的にも効力を認められない可能性が高い」といいます。
タレントの卵であるNSC研究生を追い詰めるような、免責事項。
吉本興業はほかにも、タレントとの間で書面での契約を結ばないことが問題視されており、現状の企業体質に疑問の声が上がっています。
[文・構成/grape編集部]