カリブ海へ向かっていた豪華客船がハリケーン直後に行き先を変更 その理由は
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
2019年9月5日、カリブ海の島国バハマをハリケーン『ドリアン』が直撃。このハリケーンによってバハマは壊滅的な被害を受けました。
多くの人たちが住居を失い、避難所では飲料水や食料、医薬品などが不足。国連によると、北部のグランドバハマ島とアバコ島では、ほぼ全人口に相当する7万人が緊急援助を必要としていることが発表されました。
カリブ海ヘ向かうクルーズ船が行き先を変更
バハマといえばカリブ海クルーズツアーの行き先として人気の場所です。『ドリアン』がバハマを襲った時も、いくつものクルーズ船が運航していました。
セレブリティ・クルーズの『セレブリティ・イクノス』もその1つ。たくさんのゲストを乗せて航行中だった『セレブリティ・イクノス』は7日間のカリブ海クルーズに向かうところでした。
今回のハリケーンの知らせを受けて、船は急きょ、行き先を変更。しかし、船は被災地を避けたのではありません。
『セレブリティ・イクノス』は被災した人たちへ食料などを届けるために、お客さんを乗せたままバハマへ向かったのです。
海外メディア『NBC NEWS』によると、船のクルーたちは就業時間を延長して1万人分の食事を作りました。その時、船には約3千人の乗船客がいましたが、それでも被災者に届ける食料は十分にあったといいます。
また、お客さんたちもこの突然の行き先変更に大賛成。ボランティアとして食事作りなどを手伝う人の姿も見られました。
『セレブリティ・イクノス』はサンドイッチや、チキンなどを使った温かい料理に加えて、30万本の飲料水を被災地の人たちに届けたということです。きっとこれらの食事によって大勢の被災者の人たちのお腹と心が満たされたことでしょう。
今回のハリケーン被害を受けて、カリブ海クルーズを運営する観光客船各社は次々とバハマへの支援を表明しています。
世界中の人たちを魅了する美しい島国バハマが1日も早く復興し、人々の生活が元通りになることを願います。
[文・構成/grape編集部]