女子高生12人のアイディア ホームレスのために作った『あるモノ』って?
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今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

リンゴの形をしたキーホルダー 実はこれ…「もっと輪を広げたい」「素敵な活動」漫画家の、ずくなし黒岩(@kurokuroyuyuyu)さんがXに写真を公開。ねぷた絵を「なんとか残せないか、いろいろな人にこの美しさを伝えられないか」と、頭をひねり始めたのがきっかけで、2023年の秋頃からある活動を始めたといいます。活動の一環として完成させた作品とは…。
ロサンゼルスを拠点に活動を行っている『DIY (“Do-It-Yourself”) Girls』。
「技術的な知識を蓄え、構築すること」に興味を持つ少女たちに対し、技術と工学の教育を施しています。
そこで発足された、あるチームが注目を集めています。
『DIY Girls InvenTeam』って?
『DIY Girls』から選ばれた12人の少女たち。10代の女子高生で構成されたチームは『DIY Girls InvenTeam』と名付けられました。
彼女たちの目的は「ホームレスの女性や子どもたちにとって安全性の高い、一時的な携帯用テントを作ること」です。
いく度となく会議を行い、快適なテントを作るために必要な知識を学びました。
プログラミングから縫製まで、自分たちの手で完成させたテントとはどのようなものだったのでしょう。
ホームレスを救うテント、誕生
女子高生12人の手によって完成したテントがこちらです。
誰でも簡単にすばやくたためるテントは、リュックサックにも収納可能なのだそう。
UV耐性のある材料から作られているため、暑い季節にもピッタリです。
照明にはLEDを用い、さらにはUSBポートまで完備しています。太陽光発電なため、環境にも優しいテントです。
お金ではない方法で
テントの実用化は現在行われていませんが、彼女たちの取組は『ホームレスを救う小さくも大きな一歩』となり得るもの。
思いやりある若き発明家たちの願い…近い将来、地域に暮らすホームレスたちに届くといいですね。
[文・構成/grape編集部]