「フォースは彼とともにあった」 病気のスター・ウォーズファンの願いが叶う
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
1977年に第1作が公開されて以来、歴史的なヒットシリーズとして多くのファンを魅了し続けている映画『スター・ウォーズ』。
その最新作『Star Wars:The Rise of Skywalker(スター・ウォーズ:スカイウォーカーの夜明け)』が2019年12月20日に日米同時公開されます。
世界中のファンがこの映画を今か今かと心待ちにしている中で、イングランドに住むある男性も同じく公開を楽しみにしていました。
しかし、この熱狂的なスター・ウォーズファンの男性には気掛かりなことがありました。彼は病気のため、2019年11月末の時点でホスピスで終末期のケアを受けていたのです。
生きている間にどうしても息子と一緒に『スター・ウォーズ』の最新作が観たい。
そんな男性の切実な願いを知ったホスピスのスタッフは、なんとかして彼の願いを叶えてあげたいと思い、Twitterで協力を呼びかけることにします。
私たちのホスピスに熱狂的なスター・ウォーズファンの患者さんがいるのですが、彼には12月20日までの時間がありません。
彼は『Star Wars:The Rise of Skywalker』を息子と一緒に鑑賞することを切望しています。
もしどなたか彼の願いを実現させることができそうな人をご存じでしたら、どうかその人にこの投稿をシェアしてください。
またホスピスのスタッフは『スター・ウォーズ』の出演俳優であるマーク・ハミルや、監督のJ・J・エイブラムス本人の目に留まることを祈り、彼らのハッシュタグをつけてメッセージを投稿しました。
公開前の映画を一般人が特別に鑑賞することは簡単なことではないでしょう。
ところがこの投稿はまたたく間に拡散し、事態は急展開します。
なんと24時間以内に『スター・ウォーズ』の配給元であるウォルト・ディズニーの会長兼CEO、ロバート・アイガー氏のところまで伝わったのです。
ぜひ詳細を教えてくれますか。私たちが協力できるようにやってみます。
たった1人のファンの望みを叶えるために
そして最初の投稿から3日後、ホスピスのTwitterに『スター・ウォーズ』のTシャツを着た笑顔の男性の姿が投稿されました。
ウォルト・ディズニーのスタッフであるこの男性が手にしているのは映画の最新作が入ったノートパソコン。
こうして患者の男性と彼の家族のためだけに、病室で『Star Wars:The Rise of Skywalker』特別試写会が行われたのです。
この特別試写会の後、ホスピスのTwitterで患者の男性は人々へメッセージをつづりました。
この投稿には「フォースは彼とともにあった」「フォースを邪魔できるものは何もない」など映画にちなんだ祝福コメントが寄せられています。
『スター・ウォーズ』の大ファンの男性にとって、家族と一緒にこの作品が鑑賞できたことは何ものにも代えがたい喜びだったことでしょう。
男性の願いが叶って本当によかったですね。
[文・構成/grape編集部]