卒業式中止で残された大量の花 生花店の絆が生んだ取り組みとは By - grape編集部 公開:2020-03-06 更新:2020-03-06 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)花 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 教育、旅行、イベントなど、さまざまな業界に甚大な被害を与えている新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)。 花を取り扱う生花業界も例外ではありません。 コロナウイルス拡大にともない卒業式や謝恩会が中止になった影響で、販売機会が消滅。全国の生花店では売上の低迷が発生しているといいます。 「お花…切花を…買ってください」 フラワーショップが悲痛な叫びをあげるワケとは 苦境にあえぐ生花店の現状を受けて始まった画期的な取り組みが、ネットを中心に注目を集めています。 花を買い取り無料配布、その狙いとは 株式会社Crunch Styleが運営する、花の定期便『Bloomee LIFE』では、ミニブーケ3千個分に相当する約1万本の花を買取り無料配布することを決定。 本来、『Bloomee LIFE』は登録者のみ利用可能となっていますが、今回の無料配布ではサービスへの登録は一切必要なく、郵送と発送連絡に必要な情報のみで花を受け取ることができるといいます。 今回の決断に至った理由として、生花店の現状を多くの人に知ってもらう狙いもあると語っている『Bloomee LIFE』。さらに、こうも続けます。 生花店の現状を1人でも多くの方に知っていただき、需要喚起に少しでも貢献したいと考えています。 学校が休校になったことで、自宅で過ごす子どもの保護者の方々や、在宅勤務をする方々に、お花をご自宅に飾っていただくことで、前向きに過ごせる環境をご提供します。 花は、お祝いごとなど特別な時に買う機会が多いもの。しかし今回の無料配布で、消費者に花のある生活を身近に感じてもらい、今後の生花業界全体への貢献も期待できます。 また、売り上げの減少に悩んでいた生花店からも、「私たち、小売店はもちろんとても厳しくはありますが、日本中が元気のない今、お花で、みなさんを元気にできたらと思います」「素晴らしい企画ですね。少しでもお花を送り合う習慣をまた復活できる機会にもなればと思います」と賛同の声が寄せられたといいます。 『ピンチはチャンス』という言葉がありますが、まさにその具体例のようにも思える、『Bloomee LIFE』の取り組み。 2020年3月6日時点で応募者数が上限に達したため応募は締め切っているものの、1日も早い社会全体の回復のきっかけになることを、今も多くの生花店が願っています。 [文・構成/grape編集部] 元プロ野球選手 清原和博容疑者、逮捕される ファンは動揺…2016年2月2日、元プロ野球選手の清原和博容疑者が、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されました 「嬉しい報告があります!」長友佑都が妻・愛梨の妊娠を発表2017年9月2日、長友佑都さんがブログを更新。妻・愛梨さんが第一子を妊娠したことを発表しました。 Share Post LINE はてな コメント
教育、旅行、イベントなど、さまざまな業界に甚大な被害を与えている新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)。
花を取り扱う生花業界も例外ではありません。
コロナウイルス拡大にともない卒業式や謝恩会が中止になった影響で、販売機会が消滅。全国の生花店では売上の低迷が発生しているといいます。
「お花…切花を…買ってください」 フラワーショップが悲痛な叫びをあげるワケとは
苦境にあえぐ生花店の現状を受けて始まった画期的な取り組みが、ネットを中心に注目を集めています。
花を買い取り無料配布、その狙いとは
株式会社Crunch Styleが運営する、花の定期便『Bloomee LIFE』では、ミニブーケ3千個分に相当する約1万本の花を買取り無料配布することを決定。
本来、『Bloomee LIFE』は登録者のみ利用可能となっていますが、今回の無料配布ではサービスへの登録は一切必要なく、郵送と発送連絡に必要な情報のみで花を受け取ることができるといいます。
今回の決断に至った理由として、生花店の現状を多くの人に知ってもらう狙いもあると語っている『Bloomee LIFE』。さらに、こうも続けます。
生花店の現状を1人でも多くの方に知っていただき、需要喚起に少しでも貢献したいと考えています。
学校が休校になったことで、自宅で過ごす子どもの保護者の方々や、在宅勤務をする方々に、お花をご自宅に飾っていただくことで、前向きに過ごせる環境をご提供します。
花は、お祝いごとなど特別な時に買う機会が多いもの。しかし今回の無料配布で、消費者に花のある生活を身近に感じてもらい、今後の生花業界全体への貢献も期待できます。
また、売り上げの減少に悩んでいた生花店からも、「私たち、小売店はもちろんとても厳しくはありますが、日本中が元気のない今、お花で、みなさんを元気にできたらと思います」「素晴らしい企画ですね。少しでもお花を送り合う習慣をまた復活できる機会にもなればと思います」と賛同の声が寄せられたといいます。
『ピンチはチャンス』という言葉がありますが、まさにその具体例のようにも思える、『Bloomee LIFE』の取り組み。
2020年3月6日時点で応募者数が上限に達したため応募は締め切っているものの、1日も早い社会全体の回復のきっかけになることを、今も多くの生花店が願っています。
[文・構成/grape編集部]