人間のせいでごめんね ひどい健康状態で保護された犬 その5日後…
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※写真はイメージ

『犬の幼稚園』に愛犬を預けたら… 送られてきた写真に「笑っちゃった」「なんでこんな自然なの」ポメラニアンのピカルディくんと暮らす、飼い主(@pomepomePicardy)さん。 ある日、施設にピカルディくんを一時的に預けたといいます。その後、施設からピカルディくんの『お預かり中の様子』の写真が送られてきたそうですが…。

「職場で出た弁当が…」 まさかのビジュアルに「声出して笑った」「午後仕事できなくなりそう」「今日、職場で出た弁当が…」といったコメントとともに、昼ごはんの写真をXに投稿した、シバサン(@shi_GR86_ba)さん。 投稿はたちまち拡散され、なんと12万件以上の『いいね』が付き、ネット上で話題となりました。
アメリカ・ロサンゼルスを拠点に動物の保護活動をしている団体『ホープ・フォー・ポーズ(Hope For Paws)』に若い男性から、「病気の野良犬を見つけたので助けてほしい」という電話がありました。
人通りの少ない橋の上にいたその犬は見るからに健康状態が悪く、立ち上がることもできないほど弱っていたといいます。
『ホープ・フォー・ポーズ』のエルダッドさんとリサさんが急いで現場に向かうと、そこにいたのはガリガリに痩せ細り、体中がダニにまみれたオスのピットブルでした。
2人はすぐに犬を車に乗せて動物病院へ直行。その途中で犬に『デニス』という名前をつけてあげます。
病院に到着後、医師と看護師たちはデニスの体からダニを取り除き、体をきれいに洗ってあげます。
デニスはひどい貧血状態で、緊急な輸血が必要でした。そこでリサさんの愛犬『ローラ』の血を採り、デニスに輸血することにしました。
それから5日間、神経内科医、循環器専門医、内科医のスペシャリストたちがデニスの診察をして、あらゆる手を尽くしました。
しかしデニスにはもうそれらの治療に耐える体力は残っていませんでした。
そしてデニスは保護されてからわずか5日後に、『ホープ・フォー・ポーズ』のスタッフや医師たちに見守られながら静かに息を引き取ったのです。
※血が流れるシーンがあります。
この動画には2万件以上のコメントが寄せられています。
・デニスが最後に愛情を受けながら旅立ててよかった。
・彼のために最後まで力を尽くしてくれた人たちにありがとうといいたい。
・デニスが元気に回復していく姿が見たかった。涙が止まらない。
エルダッドさんは動画の説明でこうつづっています。
デニスがなぜ野良犬になったのかは分かりませんが、彼の健康状態からするとかなり長い間路上で生活していたと思われます。
もし、もっと早く誰かが動物保護施設に連絡していれば、デニスはきっと助かったはずです。
たった5日間でも優しくなでられ、愛情を注がれながら過ごすことができたデニスが、最後は幸せだったことを願わずにいられません。
世界にはデニスと同じように家族のいない動物がたくさんいて、最後まで誰からも愛されることなく一生を終える子たちもいます。
もし飼育放棄されたり、虐待されている犬や猫を見かけたら、どうか素通りせずに地元の動物保護施設に連絡をしてください。
その1本の電話によって尊い命が救われるかもしれないのです。
[文・構成/grape編集部]