「普通に結婚して子供産んで」 足立区議の問題発言に、近藤春菜がコメント 内容に反響相次ぐ
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東京都足立区の自民党・白石正輝区議が、少子化問題とセクシャルマイノリティ『LGBTQ』を結びつける差別発言をしたとネット上で批判が上がっています。
白石区議は、2020年9月に行われた区議会の一般質問で同区の少子化の対応について質問をした際に「L(レズビアン)とG(ゲイ)についてだけは、もしこれが足立区に広まってしまったら足立区民がいなくなってしまう」と発言。
また、LGBTQに関する学校教育について「性の多様性や尊重は分かるけども、普通に結婚をして普通に子供を産んで、普通に子供を育てることがいかに人間にとって大切なことであるか、そのことを教育の場でしっかり教えるべき」などと語っていました。
近藤春菜 「普通って何なの?」
朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)ではこの問題について報道。発言について白石区議に取材を行いました。
白石区議は取材に対し「LGBTについて差別や蔑視するような考えはない」と釈明。
少子化とLGBTQの問題を結びつけるような発言については、あくまで「仮である」としつつも訂正する気はないとのことです。
同番組でコメンテーターを務める近藤春菜さんは、区議の発言について、次のように苦言を呈しました。
LGBTQに関する誤った認識から差別が生まれることや、『普通』という言葉によって傷付く人たちがたくさんいることを近藤さんは指摘。
また少子化の問題については「生まれる状況よりも、生まれた子供たちを、どうやって愛を持って育てていくかが大事」と語りました。
ネット上では、近藤さんの意見に賛同するコメントが相次いでいます。
・本当に春菜さんのいう通り。結婚して子供を産むのが普通だと思ってほしくない。
・春菜さんは発言の中でずっとLGBT『Q』といっていた。ささいなことだけど、大事だと思う。
・LGBTQだって子供を生むし育てられます。ストレートで子供はいないけど幸せに暮らしてる人もいます。偏った『普通』を押し付けないでほしい。
この社会には、LGBTQの人もいれば未婚の人も、既婚でも子供を持たない人もいます。
白石区議のいう『普通』に該当する人は、現代の日本ではもはやマイノリティになりつつあるかもしれません。
人々の多様性を理解し、さまざまな生き方を認めた上で、必要なサポートを考えることが、政治に求められているのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]