「もっと早く知りたかった」「ありがとう」 クウェートの復興支援が巨額すぎて反響 By - grape編集部 公開:2020-10-07 更新:2020-10-07 寄付東日本大震災 Share Tweet LINE コメント 2020年9月29日、産油国であるクウェートのサバーハ・アル・アハマド・アル・ジャービル・アル・サバーハ首長(以下、サバーハ首長)が、治療先のアメリカで逝去。91歳でした。 SNS上ではサバーハ首長と日本のつながりが話題となり、驚きと感謝の声が上がっています。 復興援助として原油を無償提供してくれたクウェート 訃報を受けて、菅義偉首相は談話を発表。哀悼の意とともに、次の事柄に対して深い感謝を表しています。 サバーハ首長殿下は、2012年の国賓としての訪日を始め、首長御就任前も含め計7回訪日され、2011年の東日本大震災を始め、我が国で大規模災害が発生した際には、寛大で温かい支援の手を我が国に差し伸べるなど、我が国との関係強化に格別な配慮を払われてきました。 首相官邸 ーより引用 『日本クウェイト協会』によると、2011年3月11日に発生した東日本大震災に際し、サバーハ首長は復興援助として原油500万バレルを日本に無償提供するよう指示したとのこと。 日本の石油元売り会社が原油を受け入れ、その代金相当額である400億円を日本赤十字社に送金。ウェートからの復興支援金となったそうです。 さらに、訪日した際にも追加支援を行っていました。 また、2012年3月、クウェート国元首のサバーハ首長が国賓として訪日された際には、追加支援として、福島県小名浜市にあるアクアマリンふくしまに300万ドル(約2億4千万円)、被災地に200万ドル(約1億6千万円)が寄贈されました。(当時1ドル=約80円) 日本赤十字社に寄せられた海外からの義捐金は、約1,002億円(2014年8月29日現在)といいますから、そのうちの4割をクウェートが一国で寄贈したということなり、支援の大きさに驚かされます。 日本クウェイト協会 ーより引用 日本赤十字社に寄せられた、海外からの義捐金の4割もの寄贈を行っていたクウェート。 ネット上は、改めて感謝を述べる言葉であふれています。 ・今初めて知りました…。謹んでご冥福をお祈りいたします。 ・多大なご支援に感謝いたしたします。 ・東日本大震災の際のご恩は、この先もずっと忘れません。 訃報後、茂木敏充外務大臣は訪問先のクウェートで弔問。 また、河野太郎行政改革大臣など複数の政治家が、東京にあるクウェート大使館を訪問しています。 クウェートのサバハ・アハマド・ジャビル・サバハ首長のご逝去を悼み、大使館に記帳に伺いました。 pic.twitter.com/yfjPP0nftl— 河野太郎 (@konotarogomame) October 1, 2020 サバーハ首長の決断に、どれほどの日本人が救われたことでしょう。 クウェートへの感謝の想いを忘れずにいたいですね。 [文・構成/grape編集部] 出典 @konotarogomame/日本クウェイト協会/首相官邸 Share Tweet LINE コメント
2020年9月29日、産油国であるクウェートのサバーハ・アル・アハマド・アル・ジャービル・アル・サバーハ首長(以下、サバーハ首長)が、治療先のアメリカで逝去。91歳でした。
SNS上ではサバーハ首長と日本のつながりが話題となり、驚きと感謝の声が上がっています。
復興援助として原油を無償提供してくれたクウェート
訃報を受けて、菅義偉首相は談話を発表。哀悼の意とともに、次の事柄に対して深い感謝を表しています。
『日本クウェイト協会』によると、2011年3月11日に発生した東日本大震災に際し、サバーハ首長は復興援助として原油500万バレルを日本に無償提供するよう指示したとのこと。
日本の石油元売り会社が原油を受け入れ、その代金相当額である400億円を日本赤十字社に送金。ウェートからの復興支援金となったそうです。
さらに、訪日した際にも追加支援を行っていました。
日本赤十字社に寄せられた、海外からの義捐金の4割もの寄贈を行っていたクウェート。
ネット上は、改めて感謝を述べる言葉であふれています。
・今初めて知りました…。謹んでご冥福をお祈りいたします。
・多大なご支援に感謝いたしたします。
・東日本大震災の際のご恩は、この先もずっと忘れません。
訃報後、茂木敏充外務大臣は訪問先のクウェートで弔問。
また、河野太郎行政改革大臣など複数の政治家が、東京にあるクウェート大使館を訪問しています。
サバーハ首長の決断に、どれほどの日本人が救われたことでしょう。
クウェートへの感謝の想いを忘れずにいたいですね。
[文・構成/grape編集部]