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「もっと早く知りたかった」「ありがとう」 クウェートの復興支援が巨額すぎて反響

By - grape編集部  公開:  更新:

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2020年9月29日、産油国であるクウェートのサバーハ・アル・アハマド・アル・ジャービル・アル・サバーハ首長(以下、サバーハ首長)が、治療先のアメリカで逝去。91歳でした。

SNS上ではサバーハ首長と日本のつながりが話題となり、驚きと感謝の声が上がっています。

復興援助として原油を無償提供してくれたクウェート

訃報を受けて、菅義偉首相は談話を発表。哀悼の意とともに、次の事柄に対して深い感謝を表しています。

サバーハ首長殿下は、2012年の国賓としての訪日を始め、首長御就任前も含め計7回訪日され、2011年の東日本大震災を始め、我が国で大規模災害が発生した際には、寛大で温かい支援の手を我が国に差し伸べるなど、我が国との関係強化に格別な配慮を払われてきました。

首相官邸 ーより引用

『日本クウェイト協会』によると、2011年3月11日に発生した東日本大震災に際し、サバーハ首長は復興援助として原油500万バレルを日本に無償提供するよう指示したとのこと。

日本の石油元売り会社が原油を受け入れ、その代金相当額である400億円を日本赤十字社に送金。ウェートからの復興支援金となったそうです。

さらに、訪日した際にも追加支援を行っていました。

また、2012年3月、クウェート国元首のサバーハ首長が国賓として訪日された際には、追加支援として、福島県小名浜市にあるアクアマリンふくしまに300万ドル(約2億4千万円)、被災地に200万ドル(約1億6千万円)が寄贈されました。(当時1ドル=約80円)

日本赤十字社に寄せられた海外からの義捐金は、約1,002億円(2014年8月29日現在)といいますから、そのうちの4割をクウェートが一国で寄贈したということなり、支援の大きさに驚かされます。

日本クウェイト協会 ーより引用

日本赤十字社に寄せられた、海外からの義捐金の4割もの寄贈を行っていたクウェート。

ネット上は、改めて感謝を述べる言葉であふれています。

・今初めて知りました…。謹んでご冥福をお祈りいたします。

・多大なご支援に感謝いたしたします。

・東日本大震災の際のご恩は、この先もずっと忘れません。

訃報後、茂木敏充外務大臣は訪問先のクウェートで弔問。

また、河野太郎行政改革大臣など複数の政治家が、東京にあるクウェート大使館を訪問しています。

サバーハ首長の決断に、どれほどの日本人が救われたことでしょう。

クウェートへの感謝の想いを忘れずにいたいですね。


[文・構成/grape編集部]

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出典
@konotarogomame日本クウェイト協会首相官邸

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