廊下を埋め尽くすウミガメの動画に感謝の声 「ありがとう」「涙が出た」
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2021年2月、アメリカ・テキサス州を記録的な寒波が襲いました。大規模な停電が発生し、人々の生活に影響を及ぼしている一方で、動物にも被害が出ています。
海外メディア『CNN』によると、州内で輪番停電が行われた後、サンアントニオの自然保護区に住む動物たちが次々と凍死してしまったのです。
この悲劇を受けて自然保護区では、すぐに400匹の動物たちを暖かい状態に保つために発電機や暖房機器、毛布などを準備。
しかし気温がさらに低下し始めたため、動物たちを施設内に避難させる作戦に変更しました。
動物たちを寒さから救え
この寒波によって命の危機にさらされたのは、サンアントニオ自然保護区の動物だけではありません。
テキサス州では人々が野生動物や家畜などを屋内に避難させています。
サウスパドレ島ではボランティアの人たちによって、寒さで動けなくなったウミガメの救助が行われました。
島のコンベンションセンターには約2500匹のウミガメが保護されています。
サンアントニオ動物園では、レストランがフラミンゴのために開放されました。
またワニも屋内に避難しているそうです。
農場を持つ人たちは家畜を寒さから守るために、家の中に避難させる人も。
ある女性は暖炉の前でくつろぐウシの写真をツイートしました。
こちらの女性は外で凍えていた野良猫を保護したそうです。
女性の家でも停電が続いていますが屋外よりは家の中のほうが暖かいため、毛布で包んであげているといいます。
これらの投稿には「ありがとう」「涙が出た」などの声が寄せられています。
『CNN』によると2月19日にはテキサス州の多くの地域で電力が戻ったということです。
テキサス州では記録的な寒波の中で停電によって暖房機器が使えず、多くの人が凍えながら数日間を過ごしていました。
そんな状況でも、動物の命を守るために行動を起こした人たちには、感謝の言葉以外見つかりません。
[文・構成/grape編集部]