ロープが巻き付いたサメを助けたダイバー するとサメが驚きの行動に出た By - grape編集部 公開:2021-05-05 更新:2021-05-05 サメダイビング動画 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ インド洋に浮かぶ美しい島国、モルディブ共和国(以下、モルディブ)は世界有数のスキューバダイビングのメッカとして知られています。 2019年12月、そのモルディブでダイビングインストラクターをしているシモン・ムスメーチさんは仲間と一緒にダイビングを楽しんでいました。 すると彼らのボートに1頭のジンベイザメが向かって来たのです。 シモンさんが水中をのぞくと、そのジンベイザメの首の周りに大きなロープが巻き付いていました。 ロープが巻き付いたジンベイザメを救え! ダイビングツアー会社『Macana Maldives』によると、ほとんどのサメは呼吸するために絶え間なく泳いでいなければならないため、ジンベイザメのロープを正面から取り除くことは不可能と思われました。 シモンさんは迷うことなく海に潜り、ジンベイザメに近付きます。体長7m近くあるそのサメはメスで、シモンさんを怖がる様子はなく、「助けを求めているように見えた」といいます。 サメの意図を察した彼はナイフを取り出し、ロープを切断し始めます。少しすると彼の同僚であるアントニオ・ディ・フランカさんも救出作業に加わりました。 2人は約10分間、サメに巻き付いたロープを切ることに夢中になり、気が付くと最大水深が14mまで達していたそうです。 そして2人はついにロープを切ることに成功! 大喜びのシモンさんたちはジンベイザメが去りやすいように、すぐにその場から離れようとしました。 するとジンベイザメが向きを変え、再び2人のほうに近付いてきたのです。 それはまるで「助けてくれてありがとう」とお礼をいいに来たようでした。 シモンさんは手を伸ばしてサメの胸ビレにタッチ。その後、サメは満足したように泳ぎ去って行きました。 彼はブログで、このジンベイザメとの出会いについてつづっています。 海で動物が網やロープに引っかかることは、これが最初でも最後でもありません。 残念ながら、人間が自然に及ぼす影響を制限するための具体的な行動はほとんどとられていないのです。 私たちは、おそらくいつか多くの子どもを産むであろうメスのジンベイザメを救出し、この特別で幸運な出来事は何百人もの人たちによって共有されました。 私たちはこの動画が、海とそこに生きる素晴らしい生き物たちへの敬意といい行動の手本になることを願っています。 Macana Maldives ーより引用(和訳) 動画を見ると、ジンベイザメの体にロープによる傷がたくさん出来ているのが分かります。 もしあの時、シモンさんたちが助けてあげなかったら、このサメはどうなっていたことでしょう。 この出来事は、これまで数えきれないほど海に潜ってきたシモンさんたちにとっても決して忘れられない経験だったそうです。 ロープが外れた後、ジンベイザメがすぐに泳ぎ去らず、シモンさんとハイタッチをするようなシーンは何度見ても感動的ですね。 [文・構成/grape編集部] 母親から送られてきた3枚に『8万いいね』 「今年一番笑った」「賢い!」元保護猫のるるちゃんと父親の、心温まる日常をXに投稿している、@turi2018さん。 ある日母親から送られてきた3枚の写真に、思わず笑った理由が? スズメに「人間が入ってるでしょ」 とらえた1枚が?「笑う」「思わず突っ込んだ」背中にチャックがあるのかも?スズメの姿に突っ込む人が続出しました! 出典 whale shark rescue/Macana Maldives Share Post LINE はてな コメント
インド洋に浮かぶ美しい島国、モルディブ共和国(以下、モルディブ)は世界有数のスキューバダイビングのメッカとして知られています。
2019年12月、そのモルディブでダイビングインストラクターをしているシモン・ムスメーチさんは仲間と一緒にダイビングを楽しんでいました。
すると彼らのボートに1頭のジンベイザメが向かって来たのです。
シモンさんが水中をのぞくと、そのジンベイザメの首の周りに大きなロープが巻き付いていました。
ロープが巻き付いたジンベイザメを救え!
ダイビングツアー会社『Macana Maldives』によると、ほとんどのサメは呼吸するために絶え間なく泳いでいなければならないため、ジンベイザメのロープを正面から取り除くことは不可能と思われました。
シモンさんは迷うことなく海に潜り、ジンベイザメに近付きます。体長7m近くあるそのサメはメスで、シモンさんを怖がる様子はなく、「助けを求めているように見えた」といいます。
サメの意図を察した彼はナイフを取り出し、ロープを切断し始めます。少しすると彼の同僚であるアントニオ・ディ・フランカさんも救出作業に加わりました。
2人は約10分間、サメに巻き付いたロープを切ることに夢中になり、気が付くと最大水深が14mまで達していたそうです。
そして2人はついにロープを切ることに成功!
大喜びのシモンさんたちはジンベイザメが去りやすいように、すぐにその場から離れようとしました。
するとジンベイザメが向きを変え、再び2人のほうに近付いてきたのです。
それはまるで「助けてくれてありがとう」とお礼をいいに来たようでした。
シモンさんは手を伸ばしてサメの胸ビレにタッチ。その後、サメは満足したように泳ぎ去って行きました。
彼はブログで、このジンベイザメとの出会いについてつづっています。
動画を見ると、ジンベイザメの体にロープによる傷がたくさん出来ているのが分かります。
もしあの時、シモンさんたちが助けてあげなかったら、このサメはどうなっていたことでしょう。
この出来事は、これまで数えきれないほど海に潜ってきたシモンさんたちにとっても決して忘れられない経験だったそうです。
ロープが外れた後、ジンベイザメがすぐに泳ぎ去らず、シモンさんとハイタッチをするようなシーンは何度見ても感動的ですね。
[文・構成/grape編集部]