「なんか丸いの抱えてる」 不思議に思って近付くと、ボタンが押されて?
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「地味につらいヤツ!」「笑った」 住職が渾身の『法語』を掲示板に貼ったら?寺の掲示板を見たら、謎の紙が貼ってあって?理由にクスッ!

お釈迦様の誕生日、住職がオンラインでお祝いしようとすると…? 「思わぬ誤算」「笑った」2020年4月7日、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染拡大で、緊急事態宣言が発令。イベントの開催などは自粛を要請されています。福岡県・北九州市にある浄土真宗本願寺派『永明寺』で、住職を務める松崎智海さん。花まつりの慣習である、お釈迦さまの像に甘茶をかける灌仏(かんぶつ)の様子をTwitterで公開し、こんな投稿をしました。
所長がさらに『見てほしい物』として手に取ったのは、スティック状の片手サイズの道具。
中ほどにあるボタンを押すと…。
まるで小型のスタンガン…!
驚いていると、ロウソクや線香などに着火する『USB充電式 プラズマアークライター ミニ』であることを所長が教えてくれました。
ライターなどの火と違って、オイルもガスもいらない放電での着火は風に強いのだそうです。
霊園に祖父母の墓がある筆者は、線香やロウソクの火が風で不安定になる問題に何度も悩まされました。
※写真はイメージ
また自宅の仏壇では、握力が弱いのかライターのボタンを押すのに失敗し、なかなか火が点けられないことも。
チャッカマンを使った際も、久しぶりで火がどこまで伸びるのかが分からず、距離を測れない時までありました…。
心地よくとむらいたいので、その前段階でつまづきたくはないものです。
「釣り糸をこれで切ると、材質的に溶けて切り口が丸くなるので釣り人が好んで使っている」という豆知識も所長は教えてくれましたが、何よりも仏壇などで使いたくなりました。
多様化する人々の暮らし。十分に供養をしたくとも、さまざまな理由から別の方法を取らざるを得ない場面もあるでしょう。
「やらないより、少しでも何かしてあげたい」という人たちの想いに寄り添いながら、仏具関係も進化しています。
もちろん昔ながらの形も大切ですが、無理のないよう、変えられるところは新しい風を取り入れてもいいのかもしれません。
お盆やお彼岸の前に、一度仏壇周りの道具を見直してみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]