遅刻してきた生徒の手を見てハッとした ノーベル賞博士、大村さんの人生を変えた瞬間
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大村さんがハッとした理由
それは、その生徒の手が油まみれだったからです。
大村さんが教諭として働いていたのは夜間の工業高校だったため、生徒のほとんどが近くの工場で働いてから勉強に来ていました。
その必死な姿に、
「自分は何をやっているんだ、このままではいけない。もっと勉強して、人を助ける人間にならなければ!」
と感じたことが、人生を変えるキッカケになったそうです。
それから大村さんは、昼間に研究をし、夜は教員の仕事。休む間も無く過酷な日々を過ごしました。
ゴルフ場で奇跡の大発見
取り憑かれたように研究に精を出した大村さん。色々な所へ行くたびに土を持ち帰り、微生物の研究に励んでいました。
そして1975年、寄生虫によって引き起こされるオンコセルカ症(失明の原因となる感染症)などの特効薬「イベルメクチン」のもととなる「エバーメクチン」を発見しました。
発見したのは、静岡県の川奈ゴルフ場でした。
普通の人ならば、ゴルフ場の土を持ち帰って調べることなどありません。大村さんの研究者魂と、「人の役に立ちたい」という熱い想いが今回のノーベル賞に繋がったのでしょう。