帝王切開で娘を出産した女性 小学生の頃にもらった『母親からの手紙』に、涙
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2021年4月に、緊急帝王切開で娘を産んだ、HITOMI(@HITOMI79856761)さん。
緊急帝王切開とは、お腹と子宮を切開して赤ちゃんを取り出す方法で、経腟分娩(けいちつぶんべん)の途中でなんらかのトラブルにより、帝王切開に切り替えることが多いといわれます。
帝王切開は、母体と子供を守るために行われる1つの出産方法ですが、日本では「陣痛に耐えて産むのがよい」といった風潮が根強く存在し、偏見に悩まされることがあります。
帝王切開で産んだ母親が、小学生の娘に渡した手紙
娘さんの出産を控え、入院する際に、HITOMIさんは『あるもの』を入院用のバッグにお守りとして入れていました。
それは、HITOMIさんが小学生の時に、母親からもらった手紙です。
HITOMIさんは「帝王切開は我慢強くない子になるっていわれたら、この手紙を読んでもらおうと思う」という1文とともに、母親からもらった手紙をTwitterに公開しました。
手紙によると、HITOMIさんは帝王切開により、仮死状態で産まれたといいます。
HITOMIさんの母親は、数々の奇跡と、多くの人々が懸命に命をつないだことで、HITOMIさんが産まれてきたことを、手紙に書いていたのです。
ひとみ、あなたは本当に運の強い子だと思いました。
仮死未熟児として産まれてから、その後約1年半、心臓、脳、目などのいろいろな検査をして、異常がないか、調べてもらいました。
多くの先生方にお世話になりました。そして、本当に嬉しいことにどこにも異常がなく、元気いっぱいに育ちました。
それが、今のあなたです。
ひとみ、これだけは忘れないでほしい。
あなたは本当に周りの多くの人たちに助けられたのだということを。お母さんも、あなたも、これからも感謝の気持ちを忘れないようにしようね。
4枚にわたる、出産時のエピソードを明かした手紙の最後には、「たくさんの人に助けられたことに対する感謝の気持ちを忘れないでほしい」という母親からの願いがつづられていました。
一連のエピソードに対し、ネット上ではさまざまなコメントが寄せられています。
・手紙を読んで号泣しました。出産は本当に奇跡ですね。
・素敵なお母様ですね。命がけで産んでくれたことが伝わって、心が温かくなりました。
・出産の方法は人それぞれだと思います。みんな、必死に出産して、愛情を込めて子育てしていることに変わりないので…。
妊娠や出産は、当たり前のことではありません。たくさんの奇跡と、周囲の人の協力が重なり合って、人はこの世に産まれてきます。
出産の方法は、当事者の希望や医師の判断など、その時の状況によってそれぞれが選択するもの。正しい認識が世に広まり、帝王切開に対する偏見がなくなることが望ましいですね。
[文・構成/grape編集部]