「がんばって」 ケガで入院したカナダガンのお見舞いにやってきたのは?
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アメリカのマサチューセッツ州にある野生動物の保護施設『ケープ・ワイルドライフセンター』に、新規の『患者』が運び込まれました。
それは野生のカナダガン。『アーノルド』と名付けられたオスのカナダガンは、『ケープ・ワイルドライフセンター』の近くにある池で暮らしています。
アーノルドが足にケガをしていて、何度も転んでいるのを見たスタッフが心配し、捕まえて治療することにしたのです。
入院したカナダガンのお見舞いにやってきたのは?
検査の結果、アーノルドの足は2か所を骨折していて、骨が露出したままになっていました。
おそらく池を泳いでいる時に、カミツキガメかほかの動物に襲われたと思われます。
アーノルドの足を救い、生きるチャンスを与えるためには、片方の指を切断してもう片方の傷の縫合手術が必要でした。
翌朝、アーノルドの手術の準備をしていた時、医師たちは誰かがクリニックのドアを叩く音に気が付きます。
そこにいたのは、アーノルドのつがいのメスのカナダガン!
メスは、どうにかしてクリニックの中に入ろうとしていたのです。
残念ながらメスを中に招き入れることはできませんでしたが、メスに見守られてアーノルドの手術は無事に成功。
スタッフはメスをアメリアと命名。彼女がアーノルドの様子を見ることができるように、ベッドを戸口に置いてあげました。
心配そうにアーノルドを見つめるアメリアの写真には、「なんていい話!」「泣けるね」「素敵なラブストーリー」などの声が寄せられています。
池から近いとはいえ、アメリアが施設の場所を見つけ出したことにスタッフは驚いているのだとか。
その後もアメリアは毎日、お見舞いにやって来ているそう。
Facebookには、2羽が仲よく食事をする様子が投稿されています。
なおアーノルドは順調に回復しているとのこと。
アーノルドが全快するまでは数週間かかるため、スタッフは可能な限り、アメリアの見えるところで処置をするつもりだそうです。
愛するパートナーに見守られながら、アーノルドが1日も早く元気になるといいですね。
[文・構成/grape編集部]