小学校の先生に寄せられた不評 『教員の能力』について考えさせられる

※写真はイメージ

2017年7月、大阪市教育委員会は、平成30年度から新たな給与制度を導入すると発表。教員の能力に応じて昇給する仕組みに改める内容です。

能力の高い教員が早く昇進できるようにすることで、教頭や校長など管理職の人出不足の解消につなげる狙いといわれています。

教育現場以外からも賛否両論の声が上がっている今回の新制度導入。ニッカポッカノート(@punirock)さんは、新制度導入のニュースを目にした時、小学校5〜6年生時代の担任だったY先生を思い出したといいます。

当時のエピソードをツイートしたところ、本人も驚くほどの反響が寄せられました。

思わず男泣き…

当時Y先生は、毎日10分間のミニテストを実施し、定期テスト前は生徒自身に目標と計画を立てさせ、それを親に確認してもらうよう指導していました。

ほかのクラスでは実施されていない取り組みに、生徒はもちろん、親からも「Y先生は、余計なことをさせる」と、人気がなかったそうです。

投稿者さん自身も、当時はY先生にいい印象を持っていなかったと明かしています。

月日は流れ、投稿者さんが中学へ進級し、高校受験を迎えた時のこと。

投稿者さんの学年は、中学から進学校に進んだ生徒が特に多かったそうです。その中で、小学校5〜6年生の担任がY先生だった生徒は、半数以上もいました。

「なぜこのクラスは、進学校へ進む生徒の割合が高いのか」と疑問に思ったのは、教育関係者で同級生の親御さん。そこで各親に聞いて廻ったところ、こんな意見が出たそうです。

それは…。

「小学校5〜6年に行っていた、『目標を決め計画を立てて実行する』ことをいまも続けていた」

「当時の経験が、よかったのだと思う」

当時、指導内容に不評の声が寄せられていたY先生は、職場で居心地の悪い思いをしていたそうです。

「君がやったことは間違っていなかった。結果が出たね」

昔の教え子たちの噂を聞きつけた人が、そうY先生に伝えたところ、Y先生の頬を大粒の涙が伝ったそうです。

教育は先生だけがするものではない

また投稿者さんは、子どもの教育について友人と話す機会が増えた現在だからこそ、気づいたことがあるといいます。

子どもがやっていることを、親も一緒に行う機会を持つこと、そして、やりたいことをどれだけ親はフォローできるか。

学力の高い地域の友人たちは、この『機会』を教育において重視していました。そしてY先生の指導は、彼らが重視する『機会』を自然と増やしていたのです。

だからこそ当時を振り返り、投稿者さんはこう締めくくります。

「教育結果には時間差があるんだ、と実感を持って思う」

「教育は、先生だけがするものではありません。親、クラスの子、ほかのクラスの先生、近所の人、様々な人が関係しています」

学力の向上だけを見て、真の教育の成果を測ることはできません。

投稿者さんが経験したような「計画を立てる」ことなど、習慣として身につけるものも教育の賜物といえます。

そしてそれは、決して教員だけの力によるものではなく、親を含め、教育に関わるすべての人の協力があってこそなのだと強く感じさせられます。


[文・構成/grape編集部]

出典
@punirock

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