撮影中断で問題続出だった『らせんの迷宮』を…? 美術スタッフにインタビュー!
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2021年10月から放送が始まった、テレビドラマ『【金曜8時のドラマ】らせんの迷宮~DNA科学捜査~』(テレビ東京系)。
主人公・神保仁役を田中圭さん、熱血刑事の安堂源次役を安田顕さんが演じています。
本作は、「DNAは嘘をつかない」が口癖の天才科学者と涙もろい熱血刑事の最強コンビが難事件に挑むヒューマンミステリー。
grapeは、注目を集めている『【金曜8時のドラマ】らせんの迷宮~DNA科学捜査~』(以下、らせんの迷宮)で美術プロデューサーを務める、株式会社ケイエッチケイアートの佐藤康さんにインタビュー!
ドラマには出てこない、登場人物の設定なども教えてもらいました。
撮影中断で問題続出!ある存在が救いに…
普段ドラマを見ていて、美術スタッフの仕事に注目することはないかもしれません。
まずは、美術スタッフ歴20年以上の佐藤さんに美術スタッフの仕事を教えてもらいました。
テレビドラマや、セットがある作品だとデザイナーがいて、図面を書きます。また、それぞれ部署が異なる大道具さんがセットを立てて…。
セットの装飾を担当する、小道具さん。俳優の身の回りの物…靴とかバッグを用意する、持ち道具さん。そして、衣装さんやメイクさんなども美術の部類に入ります。目に映る俳優さん以外が美術の仕事で、多岐にわたっています。
画面に映る俳優さん以外のものはすべて美術スタッフの仕事。
俳優が座る椅子、持っているバッグ、食べ物も美術スタッフが用意しています。
まさかの放送延期に…?
『らせんの迷宮』は、2020年春に放送予定でした。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で撮影が中断。約1年半ぶりの撮影再開、放送となったのです。
未曾有の事態に、撮影現場の調整が大変だったといいます。
美術スタッフには、会社員が少なくてフリーランスが多いので再開する時期が分からないと、また集まってくれるか分からないんです。別の作品をやっているかもしれないし…。再集合の調整が大変でしたね。
大変だったのは、人員だけではありません。
小道具1つを取っても、さまざまな調整が必要だったそうです。
物に関しても、作ったもの、買ったものは取っておけるけど、借りたものとタイアップでお借りしたものは一度返却をしないといけない。そうなると、再度集めることができるか…。再開後に変わってしまう可能性もあります。
一筋縄ではいかない、再開後の撮影。
そんな『らせんの迷宮』を救ったのは、千葉県木更津市にある『かずさDNA研究所』の存在でした。
『かずさDNA研究所』をお借りできなかったら大変でした。スタッフと再会してスケジュールなど、ふたたび場所をお借りすることができるかという不安もありました。
今回、『かずさDNA研究所』が『らせんの迷宮』に全面協力。撮影場所の提供などを行っています。
撮影中に、研究員に相談することもできたそうで、『らせんの迷宮』の危機を大きく救ってくれたようです。