『河童の川流れ』の意味と例文 英語での表現方法も紹介!
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『河童の川流れ』は、有名なことわざの1つです。
有名である一方、誤用されることも多くあります。
この記事では、『河童の川流れ』の意味や例文、英語での表現方法をご紹介します。
ことわざの意味を正しく理解し、適切なシーンで使いましょう。
『河童の川流れ』とはどういった意味?誤用も多い?
『河童の川流れ』とは、『その道の名人達人でも、時には思いがけない失敗をすることがある』という意味を持つことわざです。
河童は、川や沼に生息するとされている空想上の生き物です。
水辺に生息することから、泳ぎが得意な生き物であるとされています。
河童であっても、川に流されてしまうことがあることから、『名人達人でも失敗することがある』という意味を持つようになりました。
また、『油断するとどのような人でも失敗してしまうため、注意を怠らないようにしなければならない』という意味もあります。
『河童の川流れ』を、河童が流れるように水中を上手に泳ぐとして、『上手』『なめらか』と解釈することは誤りです。
川流れとは、川の水に流されることであり、上手に泳ぐことではありません。
字面から間違った意味で使わないように注意しましょう。
『河童の川流れ』の使い方と例文
『河童の川流れ』は、『その道を極めた人でも失敗することがある』『得意な物事でも油断は禁物』という意味を持つため、日常使いしやすいことわざです。
ここでは、『河童の川流れ』の例文をご紹介します。
・先生が問題の答えを間違えるなんて、まさに河童の川流れだ。
・あんなに評価の高い名人が新人に負けるとは、河童の川流れとはこのことだ。
・河童の川流れというように、どれほど慣れた作業でも失敗する可能性があるから、お互い油断せずに取り組まなければならないね。
『河童の川流れ』英語でどう表現する?
『河童の川流れ』の英語表現は、『Even Homer sometimes nods.(翻訳:ホメロスでさえ居眠りをする)』です。
ホメロスとは、紀元前8世紀頃の古代吟遊詩人で、古代ギリシャの二大叙事詩『イリアス』『オデュッセイア』の作者といわれています。
『Even Homer sometimes nods.』は、『偉大な詩人であるホメロスでさえ、居眠りしながら書いたのではないかと思えるほど退屈な詩を書く』という意味を持ち、『河童の川流れ』と同じようなニュアンスで使われます。
『河童の川流れ』の類義語と対義語を紹介!
『河童の川流れ』の類義語や対義語には、以下のような言葉があります。
類義語1:猿も木から落ちる
木登りを得意とする猿が、木から落ちる姿から作成されたことわざです。
『河童の川流れ』と同じく、『その道に優れている人でも時には失敗することがある』という意味で使われます。
また、『名人や達人でも失敗するのだから、細心の注意を払う必要がある』という意味で、注意喚起として使われることもあります。
類義語2:弘法にも筆の誤り
『弘法にも筆の誤り』は、『その道の名人や達人でも失敗することがある』という意味を持ったことわざです。
歴史に残る書の名人である弘法大師でも書き誤りがあったことが由来とされています。
弘法大師が書の名人であったことから、目上の人を対象とする場面でも使われます。
対義語1:千慮の一得
『千慮の一得』とは、『どのように愚かな人でも、あらゆる考えの中に1つはいいものがある』という意味のことわざです。
『千慮』は『数千に及ぶたくさんの考え』、『一得』は『1つの利点』を示しています。
自分の考えを述べる時に、謙遜として使われることもあります。
対義語2:愚者にも一得
『愚者にも一得』は、愚かな人でも時にはいい意見を出す場合があるという意味を持つことわざです。
千慮の一得と合わせて、『愚者も千慮の一得あり』という言葉もあります。
『千慮の一得』の同意語であり、自分の考えを述べる時に謙遜として使われることもあります。
まとめ
『どのような名人達人でも、失敗することがある』という意味を持つ『河童の川流れ』。
言葉の意味をきちんと理解しておくことで、日常使いもできます。
ことわざや慣用句を効果的に取り入れて、日本語の幅を広げましょう!
[文・構成/grape編集部]