『おじさんビジネス用語』いくつ分かる? 若手で理解できた人の共通点は…
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「この作業、一丁目一番地で!」
「この企画は、一度ガラガラポンするか!」
社会人になると、社内外で耳にする機会があるビジネス用語。
新しく生まれる言葉がある一方で、昭和時代から伝統的に使われている用語もあります。
冒頭の文章、意味を理解できたでしょうか。
いくつ分かる?『おじさんビジネス用語』
無駄をそぎ落とし、ひと言で多くを伝えられるビジネス用語。お互いの共通認識であれば効率的ですが、世代などによってギャップがあり、意味が通用しないことも少なくありません。
特に昭和世代から使われている、いわゆる『おじさんビジネス用語』は、SNSを中心に「どういう意味?」「めっちゃ使う!」など、たびたび話題になります。
言語教育プラットフォームの『Duolingo』が、ビジネス特化型SNSの『LinkedIn』と合同で行った調査によると、次の10個の『おじさんビジネス用語』について、理解できる人の割合はこのようになりました。
意味が理解できる割合がもっとも高い用語は『音頭をとる』でしたが、それでも約半数の51.9%にとどまりました。
反対にもっとも低いものは『ロハ』で22.16%。4~5人に1人しか意味を理解できていない計算になります。
『どれも分からない』と答えた人も17.66%おり、時代とともに消えかけている言葉といえるかもしれません。
比率を見ると、やはり若い世代ほど答えられない傾向があるようですね。
社内で『おじさんビジネス用語』を聞いてみたら
grapeにも、20~30代の若手社員が多く在籍しています。
それぞれに上記で登場した『おじさんビジネス用語』の意味をクイズ形式で聞いてみました。
【10問中1問正解】
『音頭をとる』しか分かりませんでした…。まったく聞いたことない単語ばっかりです。
【10問中3問正解】
『音頭をとる』『よしなに』『全員野球』は、言葉からなんとなく想像できたけど、ほかはまったく分からなかったです。
やはりデータの通り、若い世代にはなじみがない言葉が多いようです。
しかし、調査を進めていくと違った事実も見えてきました。
【10問中6問正解】
『ガラガラポン』『一丁目一番地』『鉛筆なめなめ』『ロハ』以外は分かりました! 前職で営業をしていて、上司がよく使っていた印象があります。 ほかには『エイヤ』『いまいま』『正直ベースで』なども、上司がよく使っていましたね…。
【10問中7問正解】
『ガラガラポン』『鉛筆なめなめ』『ロハ』以外は分かります。営業をやっていた時代に上司やクライアントがよく使っていたので自然に覚えました。 『いってこい』とか『ダマでやる』なんかも、よくいいましたね。無意識に今でも使っているかもしれません!
20代と30代の男女2人、いずれも昭和世代ではありませんが、高い正解率を出しました。
2人に共通していたのは、過去に営業職の経験があることです。
社内外問わず、いろいろな人と関わりを持つ仕事なので、昭和世代の経営者などと接する機会も多かったといいます。
そのため、このようなビジネス用語も自然と耳にする機会が多かったのかもしれませんね。
最後に、昭和時代にバリバリ営業をしていた、営業部の役員にも聞いてみると…。
【10問中9問正解】
『ロハ』だけ分からなかったけど、ほかは分かったし使ってましたよ! 『全員野球』とか『ボールを持つ』とか、野球に関連したワードは多かったですね。
時代なんだろうけど、昔は『ネグる』とか『夜討ち朝駆け』みたいな言葉もよく飛び交っていました。 業界用語だと思ってたけど、一般的な言葉だったんですね。
脅威の正解率90%!さすがでした。
昭和といえば『24時間戦えますか?』を筆頭に、『企業戦士』や『モーレツ社員』という言葉が流行するなど、激しい働き方が当たり前だった時代でもあります。
『夜討ち朝駆け』などは、まさに当時の働き方を表したビジネス用語といえるでしょう。
※写真はイメージ
時代の流行に合わせて、新たな言葉もどんどん生まれていますが、『おじさんビジネス用語』はどこかなじみやすくて、クセになる言葉が多い印象です。
用語によっては、自然と若い世代へ受け継がれ、今後も愛用され続けるかもしれませんね。