「イタリア語に『頑張る』はない」 努力の考え方に「最高か」「心が前向きになる」
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- 出典
- @kad4ani
言語と、人々の文化や生活に基づく『ものの考え方』は深く影響し合っています。
日本語にはある言葉が、ほかの国の言語には存在しない場合も多々あるようです。
海外に滞在したり、外国語を学んだりしていると、言語を通じて『価値観の違い』に触れる機会があるでしょう。
「頑張ります」をイタリア語で表現すると?
移住先を探して世界一周の旅をしているという、かど(@kad4ani)さん。
イタリアで、心を打たれたエピソードをXに投稿し、話題を呼んでいます。
『バール』と呼ばれる、コーヒーや軽食、アルコール飲料などを提供する飲食店を訪れた時のこと。
かどさんは、エスプレッソを淹れる職人である、バリスタに「イタリアでは『頑張ります』はなんていうの?」と尋ねました。
するとバリスタは「そんな言葉はない」と即答。驚いて理由を尋ねると、こんな言葉が返ってきたといいます。
「おいしいエスプレッソを飲んで、気分よくやるだけだ」
※写真はイメージ
バリスタのひと言は「頑張らなきゃ」と気負っていた、かどさんを楽にしてくれたといいます。
また、イタリア人にとっての努力の考え方について、こんな考察をしていました。
彼らにとって努力は「無理して頑張る」ものじゃなく、「気分よくやる」ものらしい。
おいしいエスプレッソを飲んで心地よくやる。そのほうが案外うまくいくのかも。
投稿には多くの『いいね』が付き、「最高。心が健康になりそう」「素敵な言葉。イタリアが好きになりました」「いい考え方。リラックスしたほうがいい時もある」などの声が寄せられていました。
ちなみに、イタリア語にも「Farò del mio meglio」など「頑張る」に近い表現はあるそうですが、日本語ほど万能ではないといいます。
「『頑張る』ではなく、『楽しくできる形にすればいい』なのかもしれない」と投稿をしめくくっていた、かどさん。
イタリア人の考え方は、多くの日本人の心を軽くしてくれたようです。
つい無理をしてしまう人は、時には肩の力を抜いて「気分よくやる」ことを、意識してみるといいかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]