2歳の娘が車と接触しそうになりゾッ 後日、『交通事故の慰霊碑』に行こうとすると?
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
- 出典
- @chohanach
「先月出会った女性の方に、改めてお礼とご報告をお伝えしたいのです」
そんな言葉が添えられた、ある母親の投稿が注目を集め、日本人だけでなく海外の人たちまで、投稿の拡散に協力しています。
母親が出会ったのは、親切な1人の女性でした。
女性から渡された800円
2022年4月19日の、13時30分頃のこと。
南池袋2丁目にある生花店まで、chiho(@chohanach)さん親子は花を買いに来ていました。
しかし、生花店は移転をしていたため、chihoさん親子は困ってしまいます。
移転先を探そうとしていると、ショートカットの髪型の女性が声をかけてくれました。
道案内をしてもらう話の流れで、chihoさんは女性に、東池袋自動車事故慰霊碑への献花を買いに来たことを話します。
2019年4月19日に、豊島区東池袋の交差点で起こった『東池袋自動車事故(池袋暴走事故)』。
母親と娘の2名が亡くなったほか、10人が重軽傷を負った日からちょうど3年となる日に、chihoさんは思い立って献花に来たのでした。
話を聞いた女性は、財布を取り出すと…。
「私は仕事に戻らなきゃいけないから一緒に行けないけど…。お金を渡すから私の分の気持ちも一緒に持っていってほしい…!」
そういって見ず知らずのchihoさんに、献花代として800円を預けたのです!
「私の迂闊(うかつ)な発言で、お金を出させてしまったかもしれない」と思いながらも、一緒に献花に行けない女性の気持ちを受け取った、chihoさん。
たどり着いた生花店で、こんな素敵な花束を作ることができたそうです。
メインとなる2輪で、被害者となった親子を表現。
青いカーネーションには『永遠の幸福』、赤いカーネーションには『母への愛』など、花の意味にもこだわりながら選んだ生花です。
託された気持ちとともに、chihoさん親子は慰霊碑に献花できたのでした。
そして、「素敵な花束ができたので、お力添えくださったお姉さんにも見てほしい」との思いから、chihoさんは一連の出来事をTwitterに投稿。
女性まで感謝の気持ちが届くことを願いました。
また、chihoさんは自身が影響を受けた映画として『ペイ・フォワード 可能の王国』を挙げながら、誰かから受けた恩をほかの人に渡して、優しさの連鎖が広がっていく大切さについても語っています。
女性の優しさは、chihoさんはもちろん、多くの人の心を動かしました。
・気持ちを共感し合った2人。お花がつないだ素敵なご縁ですね。
・心が温かく、清らかなお姉さまですね。きっと感謝の気持ちはご本人まで届くと思います!
・なんて親切な方でしょう。慰霊碑への献花、ありがとうございます。
・人の優しさに、目から涙が…。
女性が名乗り出るかは分かりません。
ですが、きっとchihoさんの想いは女性まで届くことでしょう。
grapeがchihoさんにお話をうかがうと、親子で献花に行った背景についても聞くことができました。