お風呂に発生する赤カビとは? 掃除と予防の方法・黒カビとの違いも!
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お風呂などの水回りに見られる赤色やピンク色の汚れが気になるという人は多いでしょう。
この赤い汚れの正体は『赤カビ』と呼ばれるものです。
不気味な色で、さらにヌメリもあるため、掃除をするのも嫌だと感じるのではないでしょうか。
この記事では、赤カビとはどのようなものかという基本情報から、発生しやすい場所、掃除や予防の方法までを詳しく解説します。
赤カビとともに発生しやすい黒カビとの違いにも触れるため、ぜひ参考にしてくださいね。
お風呂に発生する赤カビとは?
赤カビとは、『ロドトルラ』という酵母菌の一種です。
20~30度ほどの湿った環境で発生し、薄い赤色やピンク色のヌメリとして現れます。
水のみで増殖し、洗剤に対する耐性の強さも特徴で、しっかり掃除をしても1週間足らずで再び発生することが珍しくありません。
なお、赤カビそのものには毒性はなく、人体に対しても無害であるといわれています。
ただし、赤カビが発生する高温多湿な水回りの環境は決して清潔ではありません。
無理に触ったり、口に入れたりすることがないよう注意しましょう。
赤カビが発生しやすい場所
赤カビは暖かく湿った環境を好みます。家の中であれば、次のような場所に多く発生します。
・お風呂
お湯を使うお風呂は、赤カビがもっとも発生しやすい場所です。
排水口や風呂椅子の下、シャンプーボトルの下、ソープディッシュの下など、普段目にしない場所だけでなく、床や壁など目立つ場所にも発生します。
・台所
台所において、赤カビはシンクの内側や排水口、スポンジラック、洗い桶、まな板スタンド、蛇口周りによく発生します。
・洗面所
赤カビは洗面台の排水口や蛇口周りのスペース、ハンドソープのボトルの下などに発生します。
そのほかに、洗濯機のゴミ取りネットの可動部分や洗剤投入口、加湿器のタンクやタンクと本体の結合部分などにも赤カビは発生します。
水分と温度などの条件がそろえば、赤カビはどのような環境でも発生すると考えておきましょう。
赤カビの掃除方法
お風呂など、赤カビの好む環境では、発生を防ぐことは難しいといえます。
ここでは、発生した赤カビを効率的に掃除する方法を紹介します。準備するものは次の通りです。
<準備するもの>
・重曹やアルカリ性の洗剤
・スポンジ、ブラシ、ぞうきんなどの掃除用具
・から拭き用のぞうきん、布
赤カビは酸性の性質を持つため、アルカリ性の洗剤や薬品を使うことで除去しやすくなります。
重曹を使用する場合は粉末のまま水を加えペースト状にするほか、500㎖の水に大さじ3杯程度を、煮溶かした重曹水を用意することがおすすめです。
重曹水は熱いお湯に溶かすことで、よりアルカリ性の性質が高まるとされています。
掃除用具は、広い範囲であればぞうきんやスポンジ、狭い隙間などであればブラシを用意しておくとよいでしょう。
重曹やアルカリ性洗剤のほかにも、エタノールを使って同じ手順で掃除することが可能です。
赤カビと黒カビの違い
赤カビと同様に、水回りによく発生するカビに『黒カビ』が挙げられます。
黒カビはクラドスポリウムなど好湿性真菌の一種です。
赤カビと同じく高温多湿を好む上、赤カビを養分として繁殖するという特徴を持ちます。
そのため、赤カビが発生したまま放置していると、黒カビが発生するリスクが高まるといえます。
黒カビの菌糸は根深く、壁やパッキンなどの奥深くまで入り込み、非常に頑固です。
さらに人体に入ると、喘息やアレルギーの原因になるといわれており、有害性もあります。
黒カビを防ぐためには、赤カビをこまめに掃除することが大切です。
黒カビの掃除方法
黒カビが発生した際は、なるべく早く掃除することが大切です。
ここでは黒カビの掃除方法を紹介します。
<準備するもの>
・カビ取り用洗剤
・ゴム手袋
・マスク
・スポンジ、ブラシ
カビ取り剤は強力なものが多いため、ゴム手袋やマスクなどの防護用品も用意しておきましょう。
なお、汚れがひどい場合は(3)の段階で、ラップで密着させたり、半日ほど放置したりすることで、黒カビが落ちやすくなります。
ただし、洗剤の使用説明書をよく読み、NGとなる使い方は避けましょう。
お風呂に発生する赤カビを防ぐ方法
赤カビが好む環境となりやすいお風呂では、赤カビ発生を完全に防ぐことは難しいものの、日頃からの予防が非常に重要となります。
ここでは、お風呂の赤カビ予防策の代表例を3つ紹介します。
手軽にできるものもあるので、ぜひ入浴の習慣に取り入れてみてくださいね。
入浴時以外は浴室を換気する
お風呂を赤カビが好む湿った状態とならないよう、入浴時以外はよく乾燥させることが大切です。
お風呂を出る時は、バスタオルや布などで浴室内や洗面器、風呂椅子、シャンプーボトルなどの水気を拭きとりましょう。
換気扇を使うほか、浴室乾燥機などの機能がある場合は積極的に活用することがおすすめです。
また、赤カビや黒カビは50度以上の高温で死滅するといわれています。
カビの発生が気になる時は、お風呂を出る前に、カビが生えやすい部分を含むお風呂全体に熱湯のシャワーをかけるとよいでしょう。
ただし、熱湯をかけると浴室内に湯気が充満し湿度も上がります。
そのままにしておくと、再びカビが好む環境ができあがってしまうため、一度冷水シャワーで浴室の温度を下げ、水分をふき取りましょう。
浴室内に物をあまり置かない
浴室内に物が多いと、物を置いた部分に水が溜まりやすく赤カビの温床になるだけでなく、掃除もしづらくなります。
浴室内はできるだけ物を置かず、いつでも掃除ができるようにしておきましょう。
シャンプーボトルやボディスポンジなど毎回使うものであっても、カゴなどに入れ浴室の外に置くことがおすすめです。
特に、子供のおもちゃや歯ブラシなどは衛生面を考慮しても、カビの発生しやすい浴室内に置くことは避けましょう。
外に置くスペースがない、毎回の出し入れがどうしても面倒と感じる場合は、床に直接置かない『吊るす収納』などを取り入れることも一案です。
防カビアイテムを取り入れる
日頃の習慣を見直し、浴室内を整理整頓した上で、市販の防カビアイテムを取り入れることもおすすめです。
例えば、燻煙タイプの防カビ剤を使えば、カビを抑制する成分を浴室全体に行きわたらせることができます。
また、虫よけスプレーのように、1回の噴射で防カビ効果を発揮するタイプの手軽なものも存在します。
少しの手間でお風呂を快適な空間に保てるため、しつこいカビにお悩みの場合は取り入れるとよいでしょう。
さらに、防カビ加工が施された洗面器や風呂椅子などのアイテムや、壁に貼るステッカータイプの防カビグッズも便利です。
買い替えや、大掃除後などのタイミングに購入を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
赤カビは酵母菌の一種で、人体に害はないとされているものの、衛生面で悪影響を及ぼします。
特に、人体に害がありしぶとい黒カビ発生の原因となる点には注意が必要です。
赤カビは、酸性の性質を持つため、重曹などのアルカリ性薬品や洗剤で掃除するとよいでしょう。
お風呂など高温多湿となりやすい場所では、赤カビを完全に防ぐことは難しいものの、日頃の習慣の改善や、防カビグッズの活用によって発生を抑えることが可能です。
こまめな掃除も心がけ、カビのない快適な環境を維持しましょう。
[文・構成/grape編集部]