140億円で落札された、ノーベル平和賞のメダル 出品者の『想い』が、胸に響く By - grape編集部 公開:2022-06-22 更新:2022-06-22 寄付戦争 Share Post LINE はてな コメント 2021年にノーベル平和賞を受賞した、ロシアの独立系新聞『ノーバヤ・ガゼータ』紙の編集長、ドミトリー・ムラトフさん。 2022年6月20日に開催された競売にメダルを出品し、日本円で約140億円で落札されたことを『ノーバヤ・ガゼータ』のInstagramで報告しました。 売上金は、ロシアによる軍事侵攻で避難を余儀なくされた、ウクライナの子供たちとその家族を支援する、国連児童基金(ユニセフ)に全額寄付されるとのことです。 この投稿をInstagramで見る Новая газета. Европа(@novayagazeta_eu)がシェアした投稿 『ノーバヤ・ガゼータ』は、ロシアのウクライナ侵攻に異議を唱え続けていましたが、ロシア政府からの圧力を受け、2022年3月末に発刊停止に追い込まれました。 産経新聞によると、今回メダルを出品したムラトフさんは、競売会場で次のように語っていたそうです。 「メダルをもう目にすることはないだろうが、この資金で恩恵を受ける人たちの未来を見たい」 産経新聞 ーより引用 ムラトフさんの行動に、世界中から称賛や応援の声が届いています。 ・英断ですね。メダルを賞の意味の通りに、役立てていて素晴らしい。 ・このメダルの重さを、改めて考えさせられました。この方が、この先も安全でいられますように。 ・もう1回、ノーベル平和賞もらってもいいくらい、すごいこと。 ロシアの侵攻により、平和な日常を突然奪われた、ウクライナの人々。 やっとの思いをして国内外に避難できても、慣れない土地で、先の見えない不安と大きな悲しみを抱えていることでしょう。 そういった人々に多くの支援が行き届き、希望を見出すきっかけになることを祈るばかりです。 [文・構成/grape編集部] 出典 novayagazeta_eu/産経新聞 Share Post LINE はてな コメント
2021年にノーベル平和賞を受賞した、ロシアの独立系新聞『ノーバヤ・ガゼータ』紙の編集長、ドミトリー・ムラトフさん。
2022年6月20日に開催された競売にメダルを出品し、日本円で約140億円で落札されたことを『ノーバヤ・ガゼータ』のInstagramで報告しました。
売上金は、ロシアによる軍事侵攻で避難を余儀なくされた、ウクライナの子供たちとその家族を支援する、国連児童基金(ユニセフ)に全額寄付されるとのことです。
『ノーバヤ・ガゼータ』は、ロシアのウクライナ侵攻に異議を唱え続けていましたが、ロシア政府からの圧力を受け、2022年3月末に発刊停止に追い込まれました。
産経新聞によると、今回メダルを出品したムラトフさんは、競売会場で次のように語っていたそうです。
ムラトフさんの行動に、世界中から称賛や応援の声が届いています。
・英断ですね。メダルを賞の意味の通りに、役立てていて素晴らしい。
・このメダルの重さを、改めて考えさせられました。この方が、この先も安全でいられますように。
・もう1回、ノーベル平和賞もらってもいいくらい、すごいこと。
ロシアの侵攻により、平和な日常を突然奪われた、ウクライナの人々。
やっとの思いをして国内外に避難できても、慣れない土地で、先の見えない不安と大きな悲しみを抱えていることでしょう。
そういった人々に多くの支援が行き届き、希望を見出すきっかけになることを祈るばかりです。
[文・構成/grape編集部]