「帝王切開も立派なお産です」 自然分娩にこだわる妊婦さんを救った言葉 By - grape編集部 公開:2015-11-29 更新:2018-05-17 お母さんコウノドリ出産動画妊娠 Share Post LINE はてな コメント 毎週、多くの反響を呼んでいるドラマ「コウノドリ」。 第7話は、自然分娩にこだわる妊婦さん、産後うつになりかけている新米ママ、そして吉田羊さん演じるベテラン助産師の想いを描きました。 それぞれの悩みに対して、心の刃がスッと溶けるような言葉たちをご紹介します。 「帝王切開なんて絶対に考えられません!」 毎日5キロ歩き、食事のコントロールも完璧。頑なに助産院での自然分娩にこだわる妊婦さん。 「帝王切開なんて絶対に考えられません。陣痛促進薬も嫌です。私は絶対に自分の力で産みます。助産院で自然に産んであげるのが、赤ちゃんにとって一番幸せなんです…。」 この妊婦さんは幼少期、自分の母親が助産院で出産する姿を見て「自分はこうやって産まれてきた」と、心から感動します。 自分を産んでくれた母と同じように、自分も子供を助産院で産みたいというのが彼女の願いでした。 「あなたはどうして頑張っているの?」 その後、助産院で出産を迎えた妊婦さんでしたが、赤ちゃんの体がお母さんのお腹側をむいている「後方後頭位」という状態で、お産が進まなくなってしまいました。 助産師さんは病院へ連絡し病院へ搬送。すでに赤ちゃんの体力もなくなってきており、一番早い帝王切開で産むことを進められます。 そこでも「病院で産むなんて絶対に嫌!」言い張る妊婦さんに対し、助産師さんはこう言います。 私はずっとあなたの妊娠を見ているから、あなたがどれだけ頑張っているか、旦那さんの次くらいに分かっているつもりよ。 でも、あなたはどうして頑張っているの?赤ちゃんのため?それとも自分のため?あなたと、お腹の赤ちゃんの命より大切なものはないのよ。 その言葉にハッとした妊婦さん。しかし彼女は納得できない様子で、大粒の涙を流しながら訴えました。 だけど私、ちゃんと産みたいの…お母さんみたいに。痛みに耐えてるからお産でしょ?苦しいお産に耐えたから子供は可愛いんでしょ?そうじゃないとお母さんみたいな、立派な母親になれない! そんな彼女に、助産師さんがとっておきの一言を伝えます。 「そんなのは迷信よ、だって私も帝王切開で赤ちゃんを産んだの。しかも二人。」 この言葉を聞いた妊婦さんは、肩の力が抜けたように何も言えず、帝王切開で出産することを決めました。 帝王切開は、立派なお産です 帝王切開で産むことを決断した妊婦さんは、手術台の上で母親の出産を思い出します。そして目の前には、必死でお産を後押ししてくれる産科医たちの姿。 複雑な想いを抱いていた妊婦さんでしたが、手術室に産声が響き赤ちゃんと対面した瞬間、満面の笑顔がこぼれました。 そして妊婦さんのお腹を閉じるとき、コウノトリ先生が優しく語りかけます。 帝王切開は確かに手術です。お腹を切って、子宮を切って、そして赤ちゃんと胎盤を取り出して、その後お腹を縫う手術です。ですが帝王切開を受ける妊婦さんは、自分の怪我や病気を治すためではなく、赤ちゃんの命を守るためだけに、命を懸けて自分から手術台の上に乗るんです。 帝王切開は、立派なお産です。自然分娩も、帝王切開分娩も同じお産なんです。 赤ちゃんが無事に産まれて、赤ちゃんに会えた時の顔は、みんなさっきのあなたと同じ表情なんです。 ちゃんと産むというのはそういうことです。 コウノトリ先生の言葉を聞き、今までの悩みや不安がスーッと溶けるように妊婦さんの目から涙が溢れます。 そして、この言葉が胸に響いたのは視聴者の人々も同じでした。 【視聴者の声】 帝王切開のお産のエピソードがでてくるたびに涙してしまう 経膣だろうと帝王切開だろうと出産は出産 産んだ後も辛い 「自然な出産」って流行ってるけど、それってトラブルがあったら母子共に「自然に死ぬ」ってことだからね 赤ちゃんの為に手術台へ上れるのは、赤ちゃんのお母さんだけ。赤ちゃんの命を守ったお腹の傷は、世界にひとつだけの勲章ですね。 そしてもう一人、「お母さんのようにならなきゃ…。」と必死になって頑張る人がいました。 「誰かの命に寄り添うには、臆病なくらいでちょうどいいのよ。」 次のページへ 1 2 3 父「はい、撮るよー」 完成した家族写真に「どうしてそうなった」「1周回って好き」父がカメラマン役になった家族写真。その出来に娘が驚愕したワケは? 『日本語なのに読めない』貼り紙 内容が?「もはや外国語」「なんて?」旅行中に立ち寄った温泉。貼り紙の内容に首を傾げた理由が? 出典 コウノドリ Share Post LINE はてな コメント
毎週、多くの反響を呼んでいるドラマ「コウノドリ」。
第7話は、自然分娩にこだわる妊婦さん、産後うつになりかけている新米ママ、そして吉田羊さん演じるベテラン助産師の想いを描きました。
それぞれの悩みに対して、心の刃がスッと溶けるような言葉たちをご紹介します。
「帝王切開なんて絶対に考えられません!」
毎日5キロ歩き、食事のコントロールも完璧。頑なに助産院での自然分娩にこだわる妊婦さん。
「帝王切開なんて絶対に考えられません。陣痛促進薬も嫌です。私は絶対に自分の力で産みます。助産院で自然に産んであげるのが、赤ちゃんにとって一番幸せなんです…。」
この妊婦さんは幼少期、自分の母親が助産院で出産する姿を見て「自分はこうやって産まれてきた」と、心から感動します。
自分を産んでくれた母と同じように、自分も子供を助産院で産みたいというのが彼女の願いでした。
「あなたはどうして頑張っているの?」
その後、助産院で出産を迎えた妊婦さんでしたが、赤ちゃんの体がお母さんのお腹側をむいている「後方後頭位」という状態で、お産が進まなくなってしまいました。
助産師さんは病院へ連絡し病院へ搬送。すでに赤ちゃんの体力もなくなってきており、一番早い帝王切開で産むことを進められます。
そこでも「病院で産むなんて絶対に嫌!」言い張る妊婦さんに対し、助産師さんはこう言います。
その言葉にハッとした妊婦さん。しかし彼女は納得できない様子で、大粒の涙を流しながら訴えました。
そんな彼女に、助産師さんがとっておきの一言を伝えます。
「そんなのは迷信よ、だって私も帝王切開で赤ちゃんを産んだの。しかも二人。」
この言葉を聞いた妊婦さんは、肩の力が抜けたように何も言えず、帝王切開で出産することを決めました。
帝王切開は、立派なお産です
帝王切開で産むことを決断した妊婦さんは、手術台の上で母親の出産を思い出します。そして目の前には、必死でお産を後押ししてくれる産科医たちの姿。
複雑な想いを抱いていた妊婦さんでしたが、手術室に産声が響き赤ちゃんと対面した瞬間、満面の笑顔がこぼれました。
そして妊婦さんのお腹を閉じるとき、コウノトリ先生が優しく語りかけます。
コウノトリ先生の言葉を聞き、今までの悩みや不安がスーッと溶けるように妊婦さんの目から涙が溢れます。
そして、この言葉が胸に響いたのは視聴者の人々も同じでした。
【視聴者の声】
赤ちゃんの為に手術台へ上れるのは、赤ちゃんのお母さんだけ。赤ちゃんの命を守ったお腹の傷は、世界にひとつだけの勲章ですね。
そしてもう一人、「お母さんのようにならなきゃ…。」と必死になって頑張る人がいました。
「誰かの命に寄り添うには、臆病なくらいでちょうどいいのよ。」