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【ペンギン池落下騒動】那須どうぶつ王国が新たな声明 「そうだったのか」「知らなかった」

By - grape編集部  公開:  更新:

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2023年3月24日に放送され、議論を巻き起こした、情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)での『ペンギン池転倒騒動』。

この日、栃木県那須郡にある動物園『那須どうぶつ王国』で、お笑いコンビ『オードリー』の春日俊彰さんが、ペンギン舎でわざと滑って池に落ちるというギャグを連発する姿が放送されました。

周囲にはたくさんのペンギンがいたことに加えて、同番組のMCであり、お笑いコンビ『極楽とんぼ』の加藤浩次さんが落ちるよう『ネタフリ』をしていたことから、批判が続出。

また、『那須どうぶつ王国』は、池への落下が事前の打ち合わせになかったとして、番組終了後に抗議のメッセージを公開しました。

『那須どうぶつ王国』、その後の番組側の対応について声明を発表

同月27日の放送、『スッキリ』は今回の騒動について謝罪。

施設からもらった許可への認識が食い違ったことにより、ペンギンがいる状態の池に飛び込んでしまったとして、MCの加藤さんが経緯の説明と謝罪を行っています。

同年4月4日、『那須どうぶつ王国』はウェブサイトで今回の騒動についての新たな声明を公開しました。

声明によると、番組放送から2日後、春日さんは番組スタッフとともに直接来園し、謝罪を行っていたといいます。

番組では春日さんが謝罪をしていなかったため、ネット上では春日さんを強く非難する声が多数上がっています。同施設は、誹謗中傷といえるそれらの声を、見過ごすわけにはいかなかったのでしょう。

また、『スッキリ』が番組内で行った経緯の説明にも齟齬があるとして、改めて事情を説明しました。

26日に春日さんご本人、スッキリの制作責任者の方々が謝罪に来園し、春日さんからも謝罪を受けました。24日には「スッキリ」公式ホームページにて、さらには27日に日本テレビ定例記者会見におきまして石澤顕代表取締役社長に謝罪をいただきました。

尚、当園は SNS 等で個人への誹謗中傷は望んでおりません。

また、27日の定例記者会見に先立ち行われたスッキリ番組内における謝罪の中で、当園との事前打合せで「動物たちに危害を加えなければ池に落ちて大丈夫、池に(動物が)入っていない状態でしたらいいですよというニュアンス」とスタッフから聞いていたと発言がございましたが、当園が動物のいる場所(フンボルトペンギン池)へ入っても大丈夫と言った認識はございませんので安全、衛生、動物福祉の観点からありえないことであると再度抗議し撤回を求めました。

この点については事前に電話で伝え先日、日本テレビ側と直接協議を行いました。協議を受けて、動物(ペンギン)に危害を加えなければ池に落ちて大丈夫と、理解が不十分であったことを認めていただき、動物のいる場所(フンボルトペンギン池)へ入ってしまったことについてあらためて謝罪いただきました。

事前打合せ、ロケハン(下見)、最終確認の中で、動物のいる場所へは、(フンボルトペンギン池)入らない様に注意喚起も行っておりましたが、打合せの中で弊社担当者とスッキリ制作担当者の方々との意思疎通に問題があったと認識しております。

この点は当園として重く受け止めております。

那須どうぶつ王国 ーより引用

今回の騒動について、『スッキリ』では「施設側に『動物に危害が加わらなければ池に落ちても大丈夫ですよ』といわれた」と説明をしていましたが、同施設によると、そういった許諾はしていないとのこと。

打ち合わせの段階で、番組側とさまざまな食い違いが生じたことで、今回の事態につながってしまったとして、施設側も謝罪を行っています。

同施設は、今後はこういった事態が起こらないようテレビ局と協議を行い、動物を安全に配慮をしていくとして、思いを明らかにしました。

明かされた春日の『直接謝罪』に驚く声

前述したように、春日さんはこれまで表立った場で謝罪を行っていなかったため、ネット上で「なぜ謝罪をしないのか」と強く批判をされ続けてきました。

しかし、実際は番組が放送された2日後に、自ら施設へ赴き、しっかりと顔を合わせたうえで謝罪を行っていたのです。

批判の中には、誹謗中傷といえる度が過ぎたものも。今回の声明によって、春日さんの対応が明らかになり、多くの人から驚く声が上がっています。

・春日さんの対応は誠意が感じられて、素晴らしいと思う。

・あれだけネットで批判され続けていたのに、叩かれてもなお、弁明しなかったのか…。真面目な人柄だなあ。

・確かに、春日さんのやったことはいけなかった。でも、行きすぎた誹謗中傷がすごかったもんね。

いくら誠意をもって謝罪を行っても、あやまちが許されるわけではありません。

しかし『炎上』騒動では、外野によるいきすぎた誹謗中傷も問題視されています。今回の件に限らず、外野の知らないところで和解が進んでいるケースもあるでしょう。

正義を盾にすれば、誹謗中傷行為をしてもいいわけではないはず。問題が速やかに解決に向かい、社会がよりよいほうへ向かうことを祈るばかりです。


[文・構成/grape編集部]

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出典
那須どうぶつ王国

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