「通販を利用したら20倍の請求が来た」 国民生活センターの注意喚起に「怖すぎる」の声 By - grape編集部 公開:2023-04-21 更新:2023-04-21 インターネット注意喚起通販 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ インターネットの発達によって、私たちの生活はどんどん快適になっています。 中でも日常生活で役立つのが、ショッピング。ネット通販を使えば、自宅にいながら気軽に買い物ができる上に、配送もしてもらえます。 しかし、気軽さゆえに、危険が潜んでいることを見過ごしてしまいがちなのかもしれません。 通販で買い物をしたら、なぜか20倍の請求が!? 2023年4月19日、国民生活センターはウェブサイトを更新。ネット通販にまつわるトラブルを紹介しました。 ネット通販では、商品説明や購入画面に品物の値段が記載されているもの。しかし、特定のネット通販を利用した人たちから、こういった相談が複数寄せられたといいます。 「記載されていた金額の、20倍もの請求が来た」 ※写真はイメージ 通販サイトでは『¥』表記で値段が記載されていました。しかし、実は日本円ではなく中国人民元での価格表示だったのです。 日本円の価格かと思ったら… ウェブサイトでは、同年1月に被害に遭った40代女性の相談事例を紹介。 女性は通販サイト上で『¥1680』と書かれたガイドブックをクレジットカード決済で申し込んだところ、後にクレジットカード会社から3万2916円の決済を通知するメールが来たのだとか。 通販サイトから届いた受注確認メールには、『¥1680』との記載が。なお、サイト上のサポートページをよく読むと「通貨は中国人民元円です」と記載されていたとのことです。 事態に気付いた女性は、クレジットカード会社に決済のキャンセルを申請したものの、販売業者と連絡が取れず、返金が不可能な状況になってしまったといいます。 もし被害に遭ってしまったら… 上記のケースでは、販売業者はウェブサイト上に連絡先を一体記載していない上に、サポートのページを除いて、申し込み完了まで『¥』が中国人民元と確認することはできなかったとのこと。 中国人民元の価格表示ということが確認しづらい仕組みになっており、通販サイトが日本語で作成されているのは、利用者をだますためでしょう。 およそ20倍の請求がくるという、恐ろしい詐欺。国民生活センターの注意喚起に対し、ネットではさまざまな声が上がりました。 ・中国人民元も『¥』表記だもんな。知識として持っておきたい。 ・こんな手口があるだなんて、怖すぎる。サポートのページなんて目を通さないよ…。 ・わ、分かりづらすぎる…。通販サイトを使う家族にも伝えたい。 こういった手口の詐欺を防ぐには、本当に『¥』表記が日本円なのかをしっかりと確認するのが重要。通販サイトそのものが怪しい場合、尚更注意が必要でしょう。 もし被害に遭ってしまった場合は、速やかに販売業者に返金の交渉を行ってください。しかし、上記のケース同様に、解決が困難になってしまうかもしれません。 その場合は、クレジットカード会社や最寄りの消費生活センターに相談をしてくださいね。 [文・構成/grape編集部] 【交通違反】「街路樹で見えない標識」は無効? 弁護士に聞いた主張が通る条件本記事では草木や汚れなどによって、標識が見えなかった場合の対処法を弁護士に取材して紹介しています。 「絶対にしないで!」 ついやってしまいがちなガソリンスタンドでのNG行為本記事ではガソリン給油時の注ぎ足し給油について、NGな理由を解説しています。 Share Post LINE はてな コメント
インターネットの発達によって、私たちの生活はどんどん快適になっています。
中でも日常生活で役立つのが、ショッピング。ネット通販を使えば、自宅にいながら気軽に買い物ができる上に、配送もしてもらえます。
しかし、気軽さゆえに、危険が潜んでいることを見過ごしてしまいがちなのかもしれません。
通販で買い物をしたら、なぜか20倍の請求が!?
2023年4月19日、国民生活センターはウェブサイトを更新。ネット通販にまつわるトラブルを紹介しました。
ネット通販では、商品説明や購入画面に品物の値段が記載されているもの。しかし、特定のネット通販を利用した人たちから、こういった相談が複数寄せられたといいます。
「記載されていた金額の、20倍もの請求が来た」
※写真はイメージ
通販サイトでは『¥』表記で値段が記載されていました。しかし、実は日本円ではなく中国人民元での価格表示だったのです。
日本円の価格かと思ったら…
ウェブサイトでは、同年1月に被害に遭った40代女性の相談事例を紹介。
女性は通販サイト上で『¥1680』と書かれたガイドブックをクレジットカード決済で申し込んだところ、後にクレジットカード会社から3万2916円の決済を通知するメールが来たのだとか。
通販サイトから届いた受注確認メールには、『¥1680』との記載が。なお、サイト上のサポートページをよく読むと「通貨は中国人民元円です」と記載されていたとのことです。
事態に気付いた女性は、クレジットカード会社に決済のキャンセルを申請したものの、販売業者と連絡が取れず、返金が不可能な状況になってしまったといいます。
もし被害に遭ってしまったら…
上記のケースでは、販売業者はウェブサイト上に連絡先を一体記載していない上に、サポートのページを除いて、申し込み完了まで『¥』が中国人民元と確認することはできなかったとのこと。
中国人民元の価格表示ということが確認しづらい仕組みになっており、通販サイトが日本語で作成されているのは、利用者をだますためでしょう。
およそ20倍の請求がくるという、恐ろしい詐欺。国民生活センターの注意喚起に対し、ネットではさまざまな声が上がりました。
・中国人民元も『¥』表記だもんな。知識として持っておきたい。
・こんな手口があるだなんて、怖すぎる。サポートのページなんて目を通さないよ…。
・わ、分かりづらすぎる…。通販サイトを使う家族にも伝えたい。
こういった手口の詐欺を防ぐには、本当に『¥』表記が日本円なのかをしっかりと確認するのが重要。通販サイトそのものが怪しい場合、尚更注意が必要でしょう。
もし被害に遭ってしまった場合は、速やかに販売業者に返金の交渉を行ってください。しかし、上記のケース同様に、解決が困難になってしまうかもしれません。
その場合は、クレジットカード会社や最寄りの消費生活センターに相談をしてくださいね。
[文・構成/grape編集部]