先祖に早く帰ってきてほしくて? 強すぎる精霊馬に「振り落とされるわ!」「発想に吹いた」
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毎夏やってくるお盆といえば、帰省の時期。家族の元に帰ってくるのは、生きている人だけではありません。
お盆になると、雲の上にいる祖先の霊たちは、家族が用意した『乗り物』にまたがって帰ってくるといわれています。
先祖を迎え入れる『迎え盆』では、「早くこちらに来てもらえるように」という想いから、キュウリで作られた馬を用意するのが一般的です。
「少しでも早く帰ってきてくれ」という思いが強すぎた精霊馬
きっと、精霊馬という風習ができた頃は、馬が移動手段として最速だったのでしょう。しかし、時代は移り変わり、今やもっと早い乗り物は多数存在します。
ナゴルノ阿波尾鶏(@RichardSoviet)さんは、2023年のお盆を迎えるにあたって、毎年恒例の精霊馬を作ることにしました。
「音速で帰ってこい」
『早い乗り物』が馬だった時代は、はるか昔。乗り物さえ工夫すれば、もっと早く会うことができるはずです。
ナゴルノさんがそんな思いを込めて作った、超スピードの精霊馬をご覧ください!
仏壇に飾られているのは、ジェット戦闘機『MiG-29』を模した精霊馬!
なお、この機体の最大速度はマッハ2.3ほどといわれています。まさに『音速』での帰省が可能といえるでしょう。
あまりにも「早く帰ってきてほしい」という思いが強すぎる精霊馬に、ネットからは「速すぎて振り落とされるわ!」「発想に吹いた」といった声が相次いでいます。
これまでも、お盆が来るたびに航空機を模した精霊馬を作ってきた、ナゴルノさん。ご先祖様たちは、年々クオリティが上がっていく精霊馬に驚かされているのではないでしょうか。
なお、お盆最終日の『送り火』では「ゆっくりあの世に帰ってもらうように」という想いから、ナスで牛を作る風習があります。
ナゴルノさんのご先祖様は、音速で帰省した後、まったりと帰路の光景を楽しみながら牛に乗って帰っていくのでしょう。はたまた、帰りも音速なのでしょうか…!
[文・構成/grape編集部]