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動物保護施設に預けられる動物の中には、長い間、路上で生活していたと思われる動物がいます。
人の手による世話をされていない犬や猫は、不衛生な環境にいたことから健康上の問題を抱えているケースが多いそうです。
皮膚病で目が開けられなかった保護猫
アメリカのフロリダ州に住むアンドレア・クリスチャン(turtlecatfoster)さんは猫が大好き。
アンドレアさんは地元の動物保護シェルターにいる猫たちの仮里親として、これまでに多くの保護猫の世話をしてきました。
2023年4月、彼女はシェルターに連れて来られたオスの野良猫を一時的に引き取ることにします。
人懐っこいその猫は去勢済みでしたが、マイクロチップは付いていませんでした。
猫は体の大部分がダニによる皮膚感染症の疥癬(かいせん)を患っていて、見るからに痛々しい状態。
疥癬が顔にも広がっていたため、猫は目を開けるのもつらそうでした。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
猫はミスティックと名付けられます。
アンドレアさんは疥癬の治療のために、ミスティックくんの体を洗ったり、皮膚にできたかさぶたを取り除いたりと、懸命な世話を続けました。
その甲斐あって、ミスティックくんの皮膚の状態は少しずつ改善していきます。
そして、ミスティックくんが目を開けた時、アンドレアさんはあることに気付きました。
ミスティックくんの目はとても美しいオッドアイだったのです。
左右の目の色が異なるオッドアイは白猫に多いといわれます。
右目が青色で、左目が緑色だというミスティックくんの写真には、多くの人が驚きの声を上げました。
・なんてゴージャスなオッドアイ!
・保護された時と同じ猫とは思えないほど美しいね。
・こんなにハンサムな猫を見たことがないよ。
ミスティックくんはアンドレアさんの家族にはとても懐いていますが、譲渡会へ行くとシャイになってしまい、毛布の中などに隠れてしまうのだそうです。
そのため、同年8月13日時点では、まだ里親が決まっていないとのこと。
アンドレアさんはミスティックくんの愛らしさが分かるような動画を投稿するなど、早く家族ができることを願っています。
人とペットにも縁があるので、ミスティックくんはきっと最適なタイミングで最高の里親に出会えるでしょう。
[文・構成/grape編集部]