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よく分からない『カーペット類の洗い方』 洗濯のプロのアドバイスに「早くやればよかった」

By - キジカク  公開:  更新:

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※写真はイメージ

玄関やリビングに敷くだけで空間の印象を引き立ててくれる、玄関マットやカーペット。

部屋に彩りを与えてくれる素敵なアイテムですが、表面的にはきれいに見えても、汗や皮脂、ホコリ、食べ物のカスなど、さまざまな汚れや臭いがこびり付いていることもあります。

そこで、本記事では洗濯研究家の平島利恵さんに、洗濯の仕方が分かりにくい『玄関マットやカーペットの洗濯方法』を聞いてみました。

玄関マットやカーペットの洗い方

――まず洗濯の前にしておくことはある?

玄関は外からのゴミやホコリが一番入りやすい場所です。そのため玄関マットはホコリや花粉などが溜まってしまいがち。こまめに掃除機をかけてホコリを取るようにしましょう。

カーペットも同様に、目に見えるホコリが付いていなくても、毎日掃除機をかけることを習慣にしておくとよいです。

※写真はイメージ

――玄関マットやカーペットの基本的な洗い方は?

まず最初に、洗いたい玄関マットやカーペットが洗える素材かどうか調べるために『洗濯表示』を確認してみてください。

ご自宅で洗濯してよいものには桶マークの表示があります。桶マークに『×印』があると、家庭でお洗濯をしてはいけないので、カーペットが洗えるクリーニング店に出しましょう。

洗濯表示の詳細については、消費者庁のウェブサイトで確認してください。

洗濯表示を確認して、洗濯機で洗える場合はこのような点に注意するといいそうです。

繰り返しになりますが、洗濯機で洗える場合は桶マークが書いてあります。この場合は洗濯機にかけてOK!

ただし、頻繁に洗うと、カーペットやマットの端が洗濯槽の摩擦で破れたり、ほつれたりすることがあります。そのため、洗う際は洗濯ネットに入れることをおすすめします。

大きいサイズのカーペットにも対応した巨大洗濯ネットも販売されているので、使ってみるのもおすすめです!

平島さんが実際に巨大洗濯ネットを使っている様子は、下記の動画でチェックしてみてください。

洗濯機を回す準備が整ったら、以下の手順で洗濯しましょう。

【洗濯機で洗う手順】

1.玄関マットまたはカーペットを洗濯ネットに入れる。たたまないと洗濯ネットに入らない場合は屏風(びょうぶ)のようにギザギザに折る。

2.洗濯機に家にある洗濯洗剤を入れて『毛布コース』で洗う。

3.洗い終わったら風通しのよい日陰で干し、乾いたら洗濯完了!

※写真はイメージ

続けて、手洗いの方法についても説明してもらいました。平島さんいわく、「手洗いで洗える場合は、桶マークに手の表示があります。その場合は洗濯機にはかけることができませんが、手洗いではOKです」とのこと。

【手洗いで洗う手順】

1.玄関マットまたはカーペットを浴槽に入れ、40℃ほどのぬるま湯をマットがひたる程度まで入れる。洗濯表示の桶マークに『30』と書かれている場合は、お湯の温度を30℃以下にする。

2.浴槽にアルカリ性の洗濯洗剤を入れ、1~2時間つけ置きしておく。

3.つけ置きが終わったら、浴槽の中で玄関マットまたはカーペットを踏んで『ふみ洗い』をして、汚れを落とす。

4.ふみ洗いが終わったら、シャワーですすいでいく。この時、汚れと洗剤が残らないように、水またはお湯を変えながら、泡が出なくなるまでキチンとすすぐ。

5.すすぎ終わったら、浴槽のふちで1時間ほど軽く脱水する。

6.ある程度脱水ができたら、風通しのいい日陰で干して乾いたら完了。

思っていたよりもシンプルな工程で手洗いできる、玄関マットとカーペット。これならシーズンごとにできそうですね!

コインランドリーの利用もおすすめ!

――玄関マットやカーペットを洗う時の注意点は?

大きなサイズのカーペットですと、洗濯機に入らないのでお風呂場で洗うことになると思います。

この場合、洗いからすすぎよりも脱水がとにかく大変!水を含んだカーペットは重たすぎて、脱水ができないままになると、なかなか乾かず…。せっかく洗ったのに生乾き臭がして、ひどい場合はカビが生えてしまうことも。

ですので、大きいサイズの場合、腕力と体力に相当自信のある方以外はあまりおすすめできません。

洗濯機OKの洗濯表示でしたら、コインランドリーに持って行かれるほうがラクチンです!

――玄関マットやカーペットを家庭で洗うメリット、デメリットは?

毎日何度も足で踏まれている玄関マットやカーペットを洗うことができたら、目に見えない汚れまで落としてくれるのでとてもスッキリします!

特に玄関は風水的にもきれいにしておいたほうがいいといわれている場所。

きちんと洗ったきれいな玄関マットで日々を迎えることができたら、心もスッキリすることでしょう。

デメリットは洗濯できたとしても、大きなものはとにかく重い!とても大変な作業になります。

大きなサイズのカーペットになると家庭での洗濯は難しいかもしれませんね。クリーニングやコインランドリーなど、臨機応変に対応しましょう。

――そのほか、おすすめの洗濯方法やケア方法はある?

玄関マットやカーペット洗濯するほどではないけれど、「シミや汚れが付いてしまった!でも、どうしても落としたい!」 という場合は、アイリスオーヤマの『リンサークリーナー』がおすすめです。

『リンサークリーナー』は玄関マットやカーペットなどの布製品を丸洗いできるクリーナー。汚れた箇所に水を吹き付けシミを浮かし、汚れを水ごと吸引してくれる優れものなのです。

洗えない布製品のシミなども落とせるので、一家に1つあるといいといっても過言ではありません。

音がとてもうるさいのが玉にキズですが、ソファなど洗濯できないものも丸洗いしたようにスッキリします。

――いつもどのように使っている?

我が家では高圧洗浄機『ケルヒャー』との二刀流で、洗濯せずとも簡単に汚れを浮かせて取ることができます。

大きいサイズのカーペットには、『リンサークリーナー』などを使用して定期的にきれいにすることもおすすめです!

平島さんのYouTubeでは、『リンサークリーナー』を実際に使用している様子を見ることもできますよ。

洗濯の仕方が分からなくて、お手入れに悩んでしまいがちな玄関マットやカーペット。平島さんのアドバイスを参考に、自宅のマットを洗ってみてはいかがでしょうか。

平島さんは洗濯用洗剤や布ナプキンを販売している、株式会社Heulie(ユーリエ)の代表取締役でもあります。

InstagramやYouTubeでは、ほかにもいろいろな洗濯時の裏技を紹介しているので、気になった人は覗いてみてくださいね!

Instagram:riehirashima

YouTube:@LaundryCHANNEL

ウェブサイト:Rinenna


[文/キジカク・構成/grape編集部]

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