安楽死させられそうだった『攻撃的』な猫 赤ちゃんを見たとたん…「声出して泣いた」
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口でくわえてるのは? 猫の写真に『6万いいね』写真家の沖昌之(@okirakuoki)さんが、Xに投稿した猫の写真が、6万件以上の『いいね』を集め、話題になっています。あるものおかげで、猫はかなりご機嫌なのだとか。
「奇跡の1枚」 北海道で激写した1枚に「おしくらまんじゅう」「満員御礼」『ぼく、シマエナガ。』(@daily_simaenaga)さんは、木に留まる、数羽のシマエナガたちをとらえることに成功しました。シマエナガたちは、ある方法を用いて、暖を取っていたといいます。
人の言葉を話さない動物は、感情を態度で表します。
私たちはそんな動物の感情を正しく理解し、共感できているでしょうか。
我が子を失い、攻撃的になった母猫
アメリカのウィスコンシン州で7匹の保護猫と暮らすジュリア・スタラー(rescuecatmittens)さん。
ジュリアさんは猫たちの日常をTikTokで紹介していて、ある動画に大きな反響が上がりました。
それは元野良猫だった、キャリーちゃんという猫についての動画です。
キャリーちゃんは保護される前か後に出産しましたが、キャリーちゃん自身の健康状態が悪く、子猫たちの世話ができなかったのだそう。
そして子猫は全員、亡くなってしまったのです。
我が子を失ったキャリーちゃんはひどく攻撃的になり、それが原因で安楽死させられそうになりました。
猫が大好きなジュリアさんと夫は、そんなキャリーちゃんを見殺しにできず、里親になったのです。
しかし、キャリーちゃんの攻撃性はジュリアさんの家族になってからもすぐには収まりませんでした。
その後、モカちゃんという子猫を迎えたおかげで、キャリーちゃんは少しずつ心を開き始めたそうです。
そんなキャリーちゃんの心に大きな変化が訪れたきっかけは、ジュリアさんの出産でした。
生まれた娘さんに対して、キャリーちゃんはまるで我が子のように接するようになったのです。
ベビーカメラに映っているのは、仲よく寄り添う娘さんとキャリーちゃん。
キャリーちゃんは娘さんに、何度も愛おしそうに体をすり寄せています。
娘さんが泣いていると、キャリーちゃんはすぐに駆けつけて、あやしてくれるのだそうです。
ジュリアさんは「キャリーが攻撃的だったのは悲しみに暮れていたから。彼女は母親になりたかっただけなのです」とつづり、動画を投稿。
キャリーちゃんの悲しみに共感して、涙する人が続出したようです。
・かわいそうに。子猫を失ったこの猫がどれほど悲しかったことか。
・いろいろな感情が込み上げて、声をあげて泣いてしまった。
・多くの人が動物の気持ちを軽視して、すぐに「攻撃的」と誤解しているんじゃないかな。
ジュリアさんの娘さんにとって、キャリーちゃんは「もっとも優しくて、辛抱強く、思いやりがある猫」なのだとか。
また、娘さんの誕生後、キャリーちゃんが攻撃的になることはなくなったそうです。
動物が攻撃的な行動をとるのは、なんらかの理由があるはずです。
その理由を知ろうともせず、「攻撃的だから」というだけで彼らが生きるチャンスを奪ってしまうのは、あまりにも残酷なのではないでしょうか。
娘さんを我が子のようにかわいがっている姿が、きっと本来のキャリーちゃんなのでしょう。
母性本能にあふれたキャリーちゃんが、再び『母親』になれてよかったですね。
[文・構成/grape編集部]