公式推奨の洗い方を無視してニューバランスを洗濯機で洗ったら？

老若男女問わず、多くの人に愛されているスニーカーブランド『New Balance（ニューバランス）』。

特にCM996やML574は、大量生産のアジア製ながらアッパーにスエードが使用されているなど、コスパのいいスニーカーとして定番の商品となっています。

しかし、天然皮革が使用されているとなると、洗い方には少し気を付けなければなりません。

ニューバランスのスニーカーを正しく洗うには、どのような点に注意をすればいいのかや洗濯機で洗ってしまうとどうなるのかについてご紹介します。

ニューバランスの洗い方　アッパーの素材で違いが

ニューバランスのスニーカーの洗い方は、アッパーの素材によって異なります。

公式が推奨している方法を見ていきましょう。

ニューバランスの洗い方：996などの天然皮革

CM996やML574など、天然皮革がアッパーの素材として使われているスニーカーは、洗う時に注意が必要です。

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天然の皮革は基本的に水洗いをすると、激しい色落ちや硬化の原因となるため、公式は「洗濯をしてはいけない」と忠告。専用のクリーナーの使用を推奨しています。

スエードの使われているCM996などをきれいにする時は、まず硬めのブラシで起毛するように汚れをかき出しましょう。

その後、スエード用クリーナーを使用して、残った汚れを落としていきます。

スエード以外の天然皮革なら、シュークリーナーを布に付けて全体を拭くだけで汚れを落とすことが可能です。

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スニーカーをきれいにしつつ、靴の傷みを極力減らしたいなら、公式の推奨する洗い方でクリーニングをしましょう。

ニューバランスの洗い方：人工皮革（シンセティックレザー）

ニューバランスのキッズスニーカー『YV996』などには、アッパーに人工皮革が使用されています。

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汚すことの多い子供が履く靴なので、きれいに水洗いしてしまいたいところですが、こういった人工皮革も洗濯はNG。公式はシュークリーナーでの洗浄を推奨しています。

シュークリーナーを使用した後は、しっかりと洗剤を落とすように心がけるといいでしょう。

ニューバランスの洗い方：織布

アッパーに織布が使用されている靴のみ、ニューバランスの公式は以下のような洗い方をすすめています。

織布なら水洗いは平気なようですが、洗濯機の使用は繊維組織を傷つける恐れがあるため、注意が必要なようです。

また、洗剤が残っていると変色の原因になったり、乾燥機を使用すると変形や縮みの原因になったりします。

ニューバランスの公式が推奨しない洗い方　洗濯機に入れてみると？

CM996やML574など、アッパーに皮革が使用されているスニーカーは、基本的に水洗いは推奨されていません。

ましてや洗濯機に入れて洗うなんて、もってのほかといえる行為でしょう。

とはいえ、コインランドリーではシューズ用の洗濯機があるのも事実。実際に洗ってみるとどのようになるのかを試してみました。

ニューバランスの洗い方：洗濯機

実験に使用したのは、コスパがよく人気の高いCM996。ニューバランスの定番スニーカーの1つです。

コインランドリーにある、大型のブラシが付いたシューズ用洗濯機に丸ごと突っ込んでみました。

洗剤を使用し数十分の洗濯ののち、20分ほど専用乾燥機に入れた状態がこちらです。

公式が推奨していない水の使用、洗濯機洗い、乾燥機など皮革にマイナスになる要因しかありませんが、それほど靴が傷んでいるようには見えません。

スエードの毛が寝てしまっていますが、履いていれば元に戻るでしょう。

とはいえ、「失敗したな」と感じたことも。それは色落ちです。

一度の洗濯でも多少色が落ちている感じがするので、連続で洗濯機を使用すればすぐに色褪せてしまうことでしょう。

ニューバランスのスニーカーを長く大切に履きたいなら、洗濯機の使用は避けたほうがよさそうです。

ニューバランスの洗い方　まとめ

ニューバランスの定番スニーカーCM996やML574などを洗う時は、基本的に公式が推奨する洗い方に従ったほうがいいでしょう。

洗濯機も使用することはできましたが、色落ちなどのダメージが気になるところ。

何足もまとめて洗いたい場合や忙しい時などは、洗濯機を使いたくなるかもしれませんが、そういった時は色落ちを覚悟しておいたほうがいいかもしれません。

お気に入りのスニーカーを長く履けるように、洗い方には十分に気を付けてくださいね。

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[文・構成／grape編集部]