朝食後、一家4人が救急搬送 原因に「怖すぎる」「広まってほしい」
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※写真はイメージ
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- 出典
- 東京都
私たちの生活を彩る食文化は、健康に生きる上でも、楽しく暮らす上でも大切です。
しかし、食べ物は体内に直接入るため、時には害を及ぼすことも。中でも、食中毒は日常生活に潜む危険として有名でしょう。
さまざまな食材が旬を迎える『食欲の秋』だからこそ、しっかりと食にまつわる危険を把握しておきたいものです。
食中毒で一家全員が救急搬送
2023年9月28日、東京都はウェブサイトを更新し、保健医療局からの発表を公開。
同月19日に、新宿区在住の家族4人が食中毒で救急搬送されたケースを報告し、注意を呼びかけました。
発表によると、その一家は前18日に埼玉県内の公園で、園内に生えていたキノコの採取を行っていたのだとか。
食用キノコを見分けるよう、インターネットの画像検索機能を活用したものの、誤って毒キノコであるテングタケを採取。
帰宅後に採取したキノコで炒め物を作り、翌朝口にしたところ、一家全員が錯乱や意識もうろう、嘔吐、痙攣、倦怠感などの症状を起こしました。
テングタケ
一家4人のうち2人は入院することになったものの、同月28日時点で回復しているとのこと。
今回のケースでは、最悪の事態にはいたらなかったものの、食中毒で命を落とすこともあります。
毒キノコによる食中毒を避けるには
秋になると、全国的にキノコ狩りが盛んになります。自身の手で採取したキノコを食べるのは、より一層おいしさを感じることでしょう。
しかし、キノコ狩りで誤って毒キノコを採取し、食中毒を起こすケースは珍しくありません。
たとえばテングタケは白色の斑点が特徴的ですが、この部分が取れることもあるため、見間違えやすいのとか。今回のように、画像検索をするなど注意をしていても、確実に毒キノコを避けるのは困難といえます。
毒キノコによる食中毒を防ぐ方法として、東京都は『毒キノコによる食中毒防止5か条』を掲載しました。
「一家全滅だなんて怖すぎる」「情報が広まってほしい」といった声が上がっている、今回の注意喚起。
もし食後に、食中毒と思しき症状が出た場合は、速やかに医療機関を受診してください。
東京都によると、口にした料理が残っている場合は、参考として持参するといいとのことです。
[文・構成/grape編集部]