朝食後、一家4人が救急搬送 原因に「怖すぎる」「広まってほしい」 By - grape編集部 公開:2023-09-29 更新:2023-09-29 キノコ東京注意喚起食中毒 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 私たちの生活を彩る食文化は、健康に生きる上でも、楽しく暮らす上でも大切です。 しかし、食べ物は体内に直接入るため、時には害を及ぼすことも。中でも、食中毒は日常生活に潜む危険として有名でしょう。 さまざまな食材が旬を迎える『食欲の秋』だからこそ、しっかりと食にまつわる危険を把握しておきたいものです。 食中毒で一家全員が救急搬送 2023年9月28日、東京都はウェブサイトを更新し、保健医療局からの発表を公開。 同月19日に、新宿区在住の家族4人が食中毒で救急搬送されたケースを報告し、注意を呼びかけました。 発表によると、その一家は前18日に埼玉県内の公園で、園内に生えていたキノコの採取を行っていたのだとか。 食用キノコを見分けるよう、インターネットの画像検索機能を活用したものの、誤って毒キノコであるテングタケを採取。 帰宅後に採取したキノコで炒め物を作り、翌朝口にしたところ、一家全員が錯乱や意識もうろう、嘔吐、痙攣、倦怠感などの症状を起こしました。 テングタケ 一家4人のうち2人は入院することになったものの、同月28日時点で回復しているとのこと。 今回のケースでは、最悪の事態にはいたらなかったものの、食中毒で命を落とすこともあります。 毒キノコによる食中毒を避けるには 秋になると、全国的にキノコ狩りが盛んになります。自身の手で採取したキノコを食べるのは、より一層おいしさを感じることでしょう。 しかし、キノコ狩りで誤って毒キノコを採取し、食中毒を起こすケースは珍しくありません。 たとえばテングタケは白色の斑点が特徴的ですが、この部分が取れることもあるため、見間違えやすいのとか。今回のように、画像検索をするなど注意をしていても、確実に毒キノコを避けるのは困難といえます。 毒キノコによる食中毒を防ぐ方法として、東京都は『毒キノコによる食中毒防止5か条』を掲載しました。 1.食用と確実に判断できないキノコは、絶対に「採らない」「食べない」「人にあげない」。 2.キノコ採りでは、有毒キノコが混入しないように注意する。 3.「言い伝え」は、信じない。 4.図鑑の写真や絵にあてはめて、勝手に鑑定しない。 ※インターネットの画像検索でも確実に鑑別することはできません。 5.食用のキノコでも、生の状態で食べたり、一度に大量に食べると食中毒になるものがあるので注意する。 東京都 ーより引用 「一家全滅だなんて怖すぎる」「情報が広まってほしい」といった声が上がっている、今回の注意喚起。 もし食後に、食中毒と思しき症状が出た場合は、速やかに医療機関を受診してください。 東京都によると、口にした料理が残っている場合は、参考として持参するといいとのことです。 [文・構成/grape編集部] ダルビッシュ有が日本に帰国 向かった先は…?2024年11月12日、メジャーリーグの『サンディエゴ・パドレス』に所属するダルビッシュ有選手が、自身のブログを更新。日本に一時帰国していたことを明かしました。 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 出典 東京都 Share Post LINE はてな コメント
私たちの生活を彩る食文化は、健康に生きる上でも、楽しく暮らす上でも大切です。
しかし、食べ物は体内に直接入るため、時には害を及ぼすことも。中でも、食中毒は日常生活に潜む危険として有名でしょう。
さまざまな食材が旬を迎える『食欲の秋』だからこそ、しっかりと食にまつわる危険を把握しておきたいものです。
食中毒で一家全員が救急搬送
2023年9月28日、東京都はウェブサイトを更新し、保健医療局からの発表を公開。
同月19日に、新宿区在住の家族4人が食中毒で救急搬送されたケースを報告し、注意を呼びかけました。
発表によると、その一家は前18日に埼玉県内の公園で、園内に生えていたキノコの採取を行っていたのだとか。
食用キノコを見分けるよう、インターネットの画像検索機能を活用したものの、誤って毒キノコであるテングタケを採取。
帰宅後に採取したキノコで炒め物を作り、翌朝口にしたところ、一家全員が錯乱や意識もうろう、嘔吐、痙攣、倦怠感などの症状を起こしました。
テングタケ
一家4人のうち2人は入院することになったものの、同月28日時点で回復しているとのこと。
今回のケースでは、最悪の事態にはいたらなかったものの、食中毒で命を落とすこともあります。
毒キノコによる食中毒を避けるには
秋になると、全国的にキノコ狩りが盛んになります。自身の手で採取したキノコを食べるのは、より一層おいしさを感じることでしょう。
しかし、キノコ狩りで誤って毒キノコを採取し、食中毒を起こすケースは珍しくありません。
たとえばテングタケは白色の斑点が特徴的ですが、この部分が取れることもあるため、見間違えやすいのとか。今回のように、画像検索をするなど注意をしていても、確実に毒キノコを避けるのは困難といえます。
毒キノコによる食中毒を防ぐ方法として、東京都は『毒キノコによる食中毒防止5か条』を掲載しました。
「一家全滅だなんて怖すぎる」「情報が広まってほしい」といった声が上がっている、今回の注意喚起。
もし食後に、食中毒と思しき症状が出た場合は、速やかに医療機関を受診してください。
東京都によると、口にした料理が残っている場合は、参考として持参するといいとのことです。
[文・構成/grape編集部]