冷凍食品の「凍結前加熱の有無」って何? 企業の解説に「誤解してた」「1つ賢くなった」
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※写真はイメージ
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- 出典
- 日清食品 公式サイト
日々の食卓に欠かせない冷凍食品。温めるだけで食べられるものもあれば、調理を楽にし、時短が叶う商品も多く存在します。
しかし、パッケージ裏面をよく見た時、「加熱してありません」と書かれていると、少し不安になってしまうことも。
文字通り加熱されていない、生ものを冷凍したものなのでしょうか。その正しい意味を解説します。
「加熱していません」=「生」とは限らない
「凍結前加熱の有無」の正しい意味について、食品メーカーである日清食品が公式サイトで答えています。
つまり「凍結前加熱の有無」とは、凍結「直前」での加熱の有無のみを表しているということです。
明らかに加熱してあるように思える冷凍食品にも「加熱してありません」という表示があるのは、こういった理由なのです。
「加熱してありません」と表示される3つのパターン
さらに細かく説明すると、「凍結前加熱の有無」に「加熱してありません」と表示される冷凍食品には3つのパターンがあります。
製造過程でまったく加熱をしていない商品
これは分かりやすく、文字通りまったく加熱処理をしていないものです。素材を生のまま凍結している商品などが当てはまります。
加熱後、凍結直前に別の工程がある商品
これは最も誤解を招きやすいパターンです。
製造過程で加熱の工程はありますが、凍結直前に別の工程があるため「加熱してありません」と表示されます。
例えば、加熱後に水冷・トッピング・カットなどをしている商品です。あくまで凍結「直前」には加熱していないという意味で「加熱してありません」という表示になります。
加熱の工程はあるものの、完全加熱ではない商品
最後に、加熱はしているものの、調理上の「完全加熱」ではないパターンがあります。
例えば冷凍野菜などは、調理加熱の8割程度まで加熱をして下処理をしている場合があるのです。加熱の工程はあるものの「完全加熱」ではないため、この場合も「凍結前加熱の有無」には「加熱してありません」と表示されます。
少しややこしいですが、冷凍食品のパッケージに「加熱してありません」という表示があっても心配する必要はないということですね。
食べるときは、表示されている調理方法を守って正しく調理するように気を付けましょう。
[文・構成/grape編集部]