「これが着るこたつか!」 電熱ベストの性能を試したら手放せなくなった
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服の中の発熱体を電気の力で発熱させて、身体をあたためる電熱ベスト。『着るこたつ』とも呼ばれています。
アウトドアやスポーツ観戦だけでなく、普段着や部屋着として使用している人も多いのだとか。
とはいえ、同じように快適さを求めて真夏に着る『ファン付きウェア』のように、まだそれほど目にすることはありません。
本当に着ているだけであたたかいものなのでしょうか。実際に着用して試してみました!
電熱ベストってどんな服? おすすめできるほどあたたかい?
今回、実験してみたのは『アイリスオーヤマ』の電熱ベストと、中綿の入ったフード付きの電熱ウェアの2種類。電熱ベストには、容量6700mAhのモバイルバッテリーが付いていました。
両方ともカーボンナノチューブのシート状ヒーターが入っており、身体をあたためてくれます。
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電熱ベストは背中側の首元に1枚、電熱ウェアはさらに前面左右のポケットに1枚ずつ計3枚のヒーターを搭載。
どちらも内ポケットから出ているUSB端子にモバイルバッテリーを接続し、右腰あたりに付いているボタンを長押しすれば電源が入ります。
10秒もせずにヒーターがあたたまってくるので、「寒い!」と感じたらすぐに使うことも可能です。
ボタンを押すごとに、あたたかさのレベルを調節できるのも共通。あたたかさはボタンの色で確認ができ、高温の赤から紫、緑、白と温度が下がっていきます。
外出時に着ているとかなり体感温度に違いが出るので、アウトドアが好きな人やスポーツ観戦、毎日の犬の散歩など、外にいることが多い人にはおすすめです!
使い方は同じですが、性能が微妙に違うのでそれぞれ見ていきましょう。
ちなみに、電熱ウェアにはモバイルバッテリーが付属していないので、電熱ベストのものを使っています。
電熱ベストのあたたかさは? 何時間も使えるもの?
まずは、背中の首元にヒーターが1枚入っている、袖のないベストタイプから使ってみます。
ヒーターは1枚ですが、しっかりと背中をあたためくれるので、室内で使用する場合なら電熱ベスト1枚で十分です。ただ、外出する時はさらに上着を羽織ったほうがいいでしょう。
一応、撥水加工や防風性能はあるようですが、上着がないとすぐに熱が逃げてしまいますし、腕など露出している部分は寒く感じます。
幸い生地は薄手なので、スーツなどのインナーとして着用してもそれほど窮屈ではありません。
インナーとして着れば、ヒーターの熱も逃げにくく、十分なあたたかさを感じることができます。欲をいえば、腰のあたりにもヒーターが入っていれば、よりよかったでしょう。
容量6700mAhのモバイルバッテリーの場合、電熱ベストは高温の赤で約3時間、紫で約4時間、緑で約5時間、低温の白で約8時間使用が可能。
この程度の容量のモバイルバッテリーなら、着用していてもそれほど邪魔にならず、重さも気になりませんでした。
ちなみに、出力などが同じであれば、スマホ用のモバイルバッテリーも使用することができるようです。
外出時は赤か紫で使用することになると思うので、余分にモバイルバッテリーを用意しておくといいかもしれません。
電熱ベストの口コミ
・使い捨てカイロではできない温度調節ができてよい。
・寒がりには最高の買い物だった。
・ヒーターの範囲が狭いのが難点。
・もう少し安ければいうことなし。
電熱ウェアは1枚で着ても十分 手もあたたか!
次いで試したのは、計3つのヒーターが搭載されているパーカー付きの電熱ウェア。
背中のヒーターは電熱ベストと同じ1枚ですが、ウェア自体が厚手なのでよりあたたかく感じます。
さらに両ポケットのあたりにもヒーターがあるので、両手も同時にあたためられるのは高ポイント!手袋を使わない人も重宝しそうです。
中綿が入っているので全体的にボリュームもあり、アウターとして着ることができます。デザインもシンプルなので、コーデもしやすいでしょう。
ただ、注意しておきたいのが、内側がアルミ生地で覆われているということ。
熱を逃がさずあたたかくするための仕様ですが、見た目のインパクトがかなり強烈です。
しかし、アルミ生地が使われているためか、中綿が入っているためかは分かりませんが、ヒーターの電源を切った後の保温性も高く感じました。
電熱ベストと同じく容量6700mAhのモバイルバッテリーの場合、電熱ウェアは高温の赤で約3時間、紫で約4時間、緑で約5時間、低温の白で約8時間使用が可能。
電熱ベストよりもヒーターの数が多いのに、使用時間が変わらないのは嬉しいところでしょう。
電熱ウェアの口コミ
・うたい文句通り、すぐにあたたまる。
・すごくあたたかいわけではないが、着てないと寒い。
・電源が切れてもしばらくあたたかいので、保温性は高いと思う。
電熱ベストはおしゃれ? 着る時に気を付けたいポイント
電熱ベストや電熱ウェアは、極薄のシート状のヒーターが服の中に入っているだけなので、見た目的には普通の服と変わりありません。
おしゃれに気を使う人でも、問題なくコーデに取り入れることができるでしょう。
特にインナーとして着られる電熱ベストなら、上着を羽織ってマフラーを巻くような真冬なら外から見えることもありません。
ただ、電熱ベストも電熱ウェアも、アウターとして着る場合は一点だけ注意が必要です。
それは、腰のあたりに付いている電源ボタンが光ること。
明るい場所ならまだしも、暗い夜道で緑や紫にボタンが光るのは、ちょっと抵抗のある人もいそうです。
前から見ればそれほど目立つ場所ではないことが、まだ救いといえるでしょう。
『着るこたつ』電熱ベストや電熱ウェアはおすすめ? まとめ
電熱ベストと電熱ウェアを使ってみましたが、『着るこたつ』と呼ばれていることにも納得するあたたかさでした。
特に中綿が入っており、ヒーターの数が多い電熱ウェアは、身体だけでなく手もあたためてくれるのでおすすめです。
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冬の寒さに外出が億劫になってしまっている人には、おすすめですよ。
[文・構成/grape編集部]